【揺花草子。】<その1832:ネット配信もしますよ。>
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Bさん「今日から2月です。」
Aさん「あぁ、そうですねぇ。早くも1月は終わっちゃったね。」
Bさん「2月はイベント盛りだくさんですよ。」
Aさん「お・・・おう・・・。」
Cさん「昨日ブリジットの完璧すぎるキラーパスを
見事空振りしちゃった阿部さんにとっても
今月はそこそこにチャンス多めだと思うわよ。
ポゼッションが確保できてる時間帯よ。」
Aさん「は・はぁ・・・。
まあ、頑張ります・・・。」
Bさん「まずは差しあたっては節分ですね。」
Aさん「そうだね。
最近はスーパーでも豆とか鬼のお面とかいっぱい売ってるね。」
Bさん「そう、あれさ。
ああ言う紙のお面をつけてさ、
お父さんとかが
『がおーーー鬼だぞーーー食べちゃうぞー悪い子はいねがーーー』って
言うわけじゃない。」
Aさん「悪い子はいねがーーーとは言わないだろ。それは鬼の役目じゃないだろ。」
Bさん「そんな本当はお父さんであるところの似非鬼に対して
レクレーション感覚で『鬼はー外ー』とか言いながらぱらっぱら豆をぶつけてやる。」
Aさん「まあ・・・そう言うイベントだからね・・・。」
Bさん「あんなやり方で魔を滅することができるものかね?」
Aさん「えぇー・・・いや・・・そう言われてもな・・・。」
Bさん「そう言うのはちゃんとプロにお願いすべきだよ。」
Aさん「プロ? プロってなに? 何のプロ?」
Cさん「ちゃんと講習を受けて試験に合格して免許を保持していて、
生業として鬼業を営む人に決まってるじゃない。」
Aさん「鬼業と言う聞き慣れない業種・・・。」
Bさん「そう言うプロ鬼協会に依頼して、鬼の方を派遣してもらうんだよ。
ほらサンタクロースだって協会があるじゃない。
アレの鬼版だよ。
そう言う人に、きっちりとした作法にのっとった上で的になってもらって、
ちゃんと魔を持ち帰ってもらうって言うね。
そんぐらいのことやらないとダメだよ。
そんな簡単に魔を滅せるとか思わないで欲しい。
阿部さんのそう言う危機意識の足りなさホント腹立つ。」
Aさん「ちょっと待ってなんでぼくが怒られてるの?
仮にぼくが似非鬼に豆をぱらっぱらやる程度で
あらゆる魔を滅することができますよなんて喧伝してるならともかく?」
Cさん「ともかく餅は餅屋と言うことよ。
鬼役はちゃんとプロの鬼業者にお願いすべきだと言うこと。」
Aさん「いやそれはまあ分かりますけど・・・。
そもそも鬼業のなり手がいるのかって言うね・・・。」
Bさん「人らしい感情の乏しい阿部さんは
プロ鬼向いてると思うよ。」
Aさん「おいなんだケンカ売ってるのか?」
今が書き入れ時。
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