【揺花草子。】<その2114:素晴らしき哉世界。>
【揺花草子。】<その2114:素晴らしき哉世界。>
Bさん「『覆水盆に返らず』って言いますね。」
Aさん「あぁ、うん。そう言うことわざがあるってことだね。」
Cさん「『阿部さんと知り合ってしまったのが運の尽きさ。
今さら嘆いてもしょうがないよ。覆水盆に返らずって言うだろ。』
みたいな用法よね。」
Aさん「なんでぼくと知り合ったことがそんな絶望的なことになるんですかね!!?」
Bさん「意味合いとしては
『一度起こってしまったことはもうどうしようもないことの例え』
って感じだよね。」
Aさん「うん、そうだね。」
Cさん「英語では同じような意味で『零したミルクを嘆いてもしょうがない』って言う
ことわざがあるわ。」
Aさん「ああ、はい。ミルクって言うのが外国感ありますね。」
Bさん「でもさ、果たしてそうだろうか。」
Aさん「えっ・・・なにが?」
Bさん「本当に覆水を盆に返すことはできないのかと言う話だよ。」
Aさん「いや・・・そりゃできないだろ?
雑巾とかタオルとかで吸って戻したりとかイヤじゃんか。」
Bさん「確かに、それはそうかも知れない。
けれども。」
Aさん「えっ・・・?」
Bさん「『すくい上げ移載機』があれば
覆水を盆に返すことも可能なんじゃないかな。」
Aさん「確かにすごい技術だけれども!!!!!」
目を奪われる。
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