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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年1月
29/365

【揺花草子。】<その1829:ファイター。>

 【揺花草子。】<その1829:ファイター。>


 Bさん「『3月のライオン』面白いですねぇ。」

 Aさん「面白いですねぇ。」

 Bさん「昨年秋クールからアニメが始まって今2クール目だけど、

     この冬クールは個人的にあまり注目作が無いから

     前クールに引き続いて同作が最も注目度が高いですよ。」

 Aさん「ほほう、そうなんだ。

     でもまあそれは分かる気がする。」

 Cさん「直近話数では後半クールのキーキャラになりそうな

     島田八段がかなりフィーチャーされたわよね。」

 Aさん「そうですね。

     零くんの頭をガツンとカチ割ってくれましたね。」

 Bさん「島田さんカッコいいねー。

     『今回の対局からお前が得るべき教訓は

      A級を見たら苦戦すると思えと言うことだ』とか

     『飛車を取ったな。金を払え。』とか

     言い出しそうな雰囲気がなんとも言えないよ。」

 Aさん「それは違う人だけどね!!? 天才詐欺師の人だからね!!?

     局所的にすごく似てるけどぜんぜん違う人だからね!!?

     島田さんはすごく良い人だから!!!」

 Bさん「あのね、『3月のライオン』がすごく面白くて、

     原作も一気読みしちゃったんですよ。」

 Aさん「ああ、そうなんだ。」

 Cさん「既刊は単行本で12巻まで出てるからね。

     残り半クールあまりで原作のどこらへんまで描かれるかは分からないけど、

     原作既刊の後半以降も怒涛の展開でもう大変よ。」

 Aさん「ほほう・・・。」

 Bさん「原作には話数と話数の間のオマケページに

     同作の監修の先崎九段のコラムが載ってるんだけど、これがとても面白くて。

     なかなか知る機会の無い棋士の世界が面白おかしく語られていて

     とても興味深い。」

 Aさん「なるほどねぇ。」

 Cさん「なにしろ普段接する機会が無いものね、プロの棋士の方々なんて。

     対局のとき以外に何をしているかなんてなかなか分からないもの。」

 Aさん「確かに、そうですねぇ。」

 Bさん「そんなプロの棋士の皆さんのおシゴトのひとつとして

     『指導対局』と言うものがあるそうです。」

 Aさん「指導対局。」

 Cさん「タイトル戦の時とか、ファンイベント的なアレで

     プロの棋士が直接稽古をつけてくれる的なやつよ。

     ほら良くテレビでプロの棋士が小学生相手に10面指しとかやってるの

     ニュースになったりするじゃない。」

 Aさん「ああー、そういうの見たことあります。」

 Bさん「そう言うプロの棋士の皆さんを統括するのが将棋連盟と言う組織です。

     千駄ヶ谷に本部があるよ。」

 Aさん「完全に『3月のライオン』で得た知識だろそれは。」

 Bさん「将棋連盟はもちろんタイトル戦とかトーナメントとかの運営もやるわけだけど、

     そう言う各地のイベントにプロの棋士を派遣して

     いっちょ素人をもんでやって来い。って命じるのもおシゴトなわけですよ。」

 Aさん「はぁ。」


 Bさん「いわゆるプロキシサーバーね。」

 Aさん「いわゆらねーよ。」


 俗に串とも言う。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/01/29.html


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