表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年10月
286/365

【揺花草子。】<その2086:電源タップでもいい。>

 【揺花草子。】<その2086:電源タップでもいい。>


 Bさん「『生き馬の目を抜く』って言う慣用句があるじゃない。」

 Aさん「ああ、うん、ありますねぇ。」

 Cさん「阿部さん解説を。」

 Aさん「えっと・・・あれですよね。

     もう隙あらば相手を貶め出し抜いて行くみたいな思考が

     広く蔓延してる様と言うか・・・。

     芸能界とかに対して良く使われますよね。」

 Bさん「んー。ニュアンスとしてはなんとなく合ってはいるし、

     実際そう言う使われ方が多いけど、辞書的な定義はちょっと違うな。」

 Aさん「あぁ、そう?」

 Cさん「『生き馬の目を抜く』って言うのは、

     源義的には『素早く事を成すこと』って意味なの。

     『相手を貶め出し抜く』とか『すきを突いてうまいことやる』って言うのは

     どっちかと言うと後からついた意味らしいわ。」

 Aさん「へえ・・・そうなんですか?」

 Bさん「馬のような素早い生き物の目さえ抉り取ってしまうほどの

     素早さって言う事なんだって。

     まるでヴァニラ・アイスとか億泰だね。」

 Aさん「あれは馬の目どころか空間そのものを抉り取るやつだけどな。」

 Cさん「ヴァニラ・アイスは亜空間に送ってチリにする能力よ。

     億泰のザ・ハンドとは違うわ。」

 Aさん「マニアックすぎますよ・・・。」

 Bさん「ともかく、生き馬の目を抜くと言う表現。

     ちょっと贔屓目に見ても残虐極まりないですよね。」

 Aさん「いや・・・それは確かにそうだけど・・・。」

 Bさん「なのでぼくはもう少し穏当な表現を提唱したい。」

 Aさん「穏当な表現。」


 Bさん「『阿部さん家のPCからHDDを引っこ抜いて

      千枚通しを突き立てる』」

 Aさん「残虐極まりない!!!!!」


 今日の教訓は『多重バックアップ超大切』。


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/10/13.html


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ