【揺花草子。】<その2051:時代。>
【揺花草子。】<その2051:時代。>
Bさん「あのね、バナナの皮で滑って転んだりするじゃん。」
Aさん「・・・しませんけど・・・。」
Cさん「阿部さんの会話ぶった切り力すごいわね。
なんなの会話の流れ斬り抜刀斎とか呼ばれてるの?」
Aさん「なんですかそのやがて改心して斬れない刀で人を救う感じの通り名!!?」
Bさん「とにかくバナナの皮で滑って転ぶと言う伝統芸がありますねって話。」
Aさん「いやさすがに伝統芸ではないですよね。
そう言う文脈のギャグと言うかテンプレがあるよねって話だよね。」
Bさん「そうそう、そう言いたいの。
なんだやれば出来るじゃないの。」
Aさん「(横暴に過ぎやしませんかね・・・)」
Bさん「でね、バナナの皮で滑って転ぶというシチュエーションを
もう少しきっちり考察したいと思う。」
Aさん「きっちり。」
Cさん「どれぐらいの転び方をすれば JK のパンツが見えるかとかね。」
Aさん「そう言う方面の考察するんです!!?
やめましょうよそう言う色んなところから非難が上がりそうなタイプの話は!!」
Cさん「じゃあ可愛い転び方の研究にする?
『痛ったたぁ〜・・・もう、誰よこんなところにバナナの皮捨てたの!
危ないじゃないのもうっ!
ちゃんとゴミ箱に捨てなきゃダメなんだからね!』みたいな。」
Aさん「うわぷんすこあざと可愛いですねそれ。
研究するまでもなく出来ちゃってるじゃないですか。」
Bさん「違っがーう! そう言うんじゃないのっ! もういい加減にしてよう2人とも!」
Aさん「(ぷんすこあざと可愛い)」
Bさん「あのね、バナナの皮で滑って転ぶと言う事は、
つまりそこにバナナの皮が落ちていたと言う事じゃないですか。」
Aさん「いや・・・まあ、それはそうだろう・・・。」
Bさん「バナナの皮が落ちてるってことは、誰かが道端に捨てたと言う事ですね。」
Aさん「それも、そうだねえ。」
Bさん「誰かが道端に捨てたと言う事は、
誰かが路上でバナナを食べ歩きしてたって事でしょう。」
Aさん「うーん、それも、確かにそうだ。」
Bさん「でもさすがに平成も30年を迎えようかと言うこの時代に
バナナを食べ歩きする人なんて良く良くいませんよね。」
Aさん「いません・・・ねぇ・・・。」
Bさん「昭和は遠くなりにけりって感じだよね。」
Aさん「いや昭和の時代だって
バナナの食べ歩きなんて
してる人いなかったと思うよ?」
あくまでフィクション。
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