【揺花草子。】<その2036:寒波襲来。>
【揺花草子。】<その2036:寒波襲来。>
Bさん「『スロウスタート』と『ゆるキャン△』が
同じ2018年冬クール OA と言うのは驚きましたね・・・。」
Aさん「驚きましたね・・・。」
Cさん「どっちもゆるふわコミック誌『まんがタイムきらら』系列の
雑誌に掲載されてる作品で、いわゆる『きらら系』と呼ばれる作品よね。」
Aさん「ええ、そうなりますね。」
Bさん「で、これまでも数多くのアニメ化作品を輩出して来たきらら系ですが、
同クールにアニメを2本同時に OA するのは前代未聞。」
Aさん「うーん・・・。」
Bさん「・・・と言うほどでもないと、調べてみたら分かった。」
Aさん「え、そうなの?」
Bさん「もちろん例は少ないんだけれども、ないわけじゃないって感じなんだよ。
直近だと2016年春クールにきらら本誌から『三者三葉』が、
そしてフォワードから『あんハピ♪』が OA されてる。」
Aさん「あぁー・・・そう言えばそうだったっけ。」
Cさん「それ以前はその前年、2015年夏クールに
『がっこうぐらし!』と『城下町のダンデライオン』が同クール OA。」
Aさん「ふむふむ。あれがもう2年前になるんですね。」
Bさん「でもそれ以前はぐーっと遡って、
『けいおん!』1期が OA された2009年春クールの次、2009年夏クールに
『GA 芸術科アートデザインクラス』と『かなめも』が同時に OA になってる。
つまりなんと6年に渡って同一クールにぶつける事は
して来なかったって事になるわけだ。」
Aさん「なるほど・・・。
でもまあ、逆に言えばその3回しか前例がないことだって事だよね?」
Cさん「そう言う事になるわね。
きらら系作品のアニメ化って2007年冬クールの
『ひだまりスケッチ』が最初なんだけど、
そこから10年間で僅か3回だけ、とは言えるわけね。」
Bさん「そして4回目として『スロウスタート』『ゆるキャン△』が加わると。」
Aさん「なるほどね。」
Bさん「さらに言うと、きらら系って毎クール何らかはアニメ化してるみたいに感じるけど、
実際のところ1作も OA されてないクールもそれなりにあってね。
本格的にアニメ原作として注目されて来た2009年春以降に絞ってみれば、
2018年冬クールまでの都合36クールで1作も OA がなかったクールは
10 クールに及ぶ。
均して考えると1年のうち1クール以上はお休みしてるって計算だから、
これはそう考えると意外と多い気がするよ。」
Aさん「うーん・・・。そんな細かい分析してる人他にいない気がするけど、
まあ確かに、そうなるかなぁ。」
Bさん「まあ、そうは言っても問題はさ。
目の前、いや目の前って程じゃないけど、
2018年冬クールの2作、『スロウスタート』と『ゆるキャン△』ですよ。」
Aさん「はぁ。」
Cさん「阿部さんも知ってると思うけどこの両作とも大変な良作でね。
正直甲乙付けがたいレベルだわ。」
Aさん「まあ、確かに。」
Bさん「それが同一クールにアニメ OA されるってわけだからね。」
Aさん「うん。」
Bさん「1クールに円盤2枚購入ってのは
なかなかおサイフ的にプレッシャーがすごいですよ。」
Aさん「買うのは決めてるんだねもう。」
2人でそれぞれ1作ずつ買えばいい。
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