【揺花草子。】<その2029:ブリジット・バーキンの憂鬱。>
【揺花草子。】<その2029:ブリジット・バーキンの憂鬱。>
Bさん「夏の高校野球大会が絶賛開催中ですね。」
Aさん「あぁ、うん。そう言う時期ですね。」
Cさん「テレビでは阿部さんには縁もゆかりもない県同士の高校が
試合をしているわけよね。」
Aさん「え? えぇ・・・」
Bさん「でも阿部さんは負けてる方をなんとなく応援する気分になってたりするわけだ。」
Aさん「えー・・・」
Cさん「そしてそんな折に阿部さんのケータイに電話が掛かって来るわけよ。
そして妹から『キモくんでんわー』って言われるわけ。」
Aさん「キモくんって誰のことです!!?」
Bさん「で、その電話の相手は当然ぼくだ。
2時ジャストに駅前に集合とだけ伝えて、
阿部さんのリアクションも聞かずに電話を切る。」
Aさん「あぁー・・・そう言うやつ・・・。」
Cさん「さらにもう一度電話が掛かって来る。
相手はもちろんブリジットよ。
水着一式と充分なお金を用意して、あと必ず自転車で来るよう申し伝えるわけ。」
Aさん「あぁー・・・。はい。
そしてぼくがブリジットを後ろに乗せて
市民プールまで自転車を漕ぐわけですね・・・。」
Bさん「そうそう。そう言うこと。」
Aさん「で、それを、やりたいわけ?」
Bさん「やりたくはない。」
Aさん「やりたくないのかよ!!」
Bさん「ぼくが阿部さんをプールに誘うなんて
絶対あり得ないじゃない?」
Aさん「言われてみれば確かにそうだけど!!!!!」
またしても水着回ならず。
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