【揺花草子。】<その2028:圧倒的クーロン力。>
【揺花草子。】<その2028:圧倒的クーロン力。>
Bさん「8月16日ですのでパイロキネシスの話をしますよ。」
Aさん「パイロキネシス・・・。」
Cさん「阿部さん解説を。」
Aさん「えっと、あれですよね。
身体から炎を出して自在に操る超能力のことですよね。」
Bさん「あれそうだっけ?
楠男くんのクラスメイトのスポ根少年じゃないっけ?」
Aさん「それは違う。」
Cさん「ま、実際のところ『自在に』かどうかは作品次第ってところもあるけどね。
意図せず能力を発揮してしまって大切なものを失ってしまった、
みたいなプロットも昨今良くあるわ。
あとはいわゆる人体発火現象の説明に使われたりとかね。」
Aさん「あー、確かに。」
Bさん「ま、とにかくパイロキネシスです。
超自然的で科学で説明がつかない超能力と言う風に断じてしまうと
あまりにファンタジーが過ぎると言う事で、
何とかしてそのメカニズムをそれっぽくでっち上げようとする作品もあったりします。」
Aさん「まあ、能力系の作品では良くある感じだね。」
Bさん「で、このパイロキネシスの原理として、
身体にまとった静電気が原因でなんかのきっかけで発火するってのが推察されてる。」
Aさん「あぁー・・・まあ、道理が通りそうな説明ではあるね。」
Cさん「実際には静電気程度の力で発火するなんてことはまず以て
ないとされているけれどもね。
でも作品に科学的裏付けのスパイスを加える程度の役割は果たしてくれそうだわ。」
Aさん「まあ、それはそうかもです。」
Bさん「そこで、ぼくだ。」
Aさん「え?」
Bさん「ぼくと言えばもう売電事業も検討し始めようかと言うぐらいの帯電体質。
特に冬場はちょっとした豆球程度なら
自力で点灯させられるかも知れないレベルです。」
Aさん「その程度の電力で売電事業に手を出すのかよ。」
Bさん「ぼくにはパイロキネシストとしての素質が充分だと思うんだ。」
Aさん「そうかなぁ・・・。」
Bさん「そうすれば
ちょっと天気が悪くなっただけで
あっと言う間に指先が冷える超絶末端冷え症とも
オサラバできる気がするよ。」
Aさん「もう少し違う方向で
冷え性改善を試みろよ。」
茄子とかは大敵。
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