【揺花草子。】<その2010:適切に行使する。>
【揺花草子。】<その2010:適切に行使する。>
Bさん「市長選があったじゃないですか。」
Aさん「あぁ、うん。あったねぇ。」
Cさん「阿部さんは投票に行ったかしら?」
Aさん「あー・・・はい、行った・・・と思います。」
Bさん「随分曖昧な答えじゃないのさ。」
Cさん「そりゃまあ今回の話数の収録日は選挙日より前だから当然よね。」
Aさん「ハッキリ言っちゃいますね。」
Bさん「でもまあ、そうであるにもかかわらず『行ったと思います』と答えたと言うことは、
少なくとも行く意思はきちんとあると言うことだよね。」
Aさん「そりゃ、まぁ。
権利はきちんと行使しないと。」
Cさん「さすが阿部さん、がめついわね。
貰えるものはなんでも貰うって姿勢だものね。」
Aさん「そう言う心持ちじゃないですけど!!?
別にがめつさで選挙に行くわけじゃないんですけど!!?」
Bさん「ま、とにかく市長選。今回の話数が公開される頃には
まぁよっぽどのことがない限りは開票も終わって、結果も確定しているでしょう。」
Aさん「それは、そうだろうねぇ。基本即日開票だからねぇ。」
Bさん「あのね、ぼくは未成年だし当然として、ママンも日本国民ではないため
この国や地方公共団体に対して行使できる選挙権を持っていないわけです。
従ってこの現場で選挙と言うものに挑めるのは
阿部さんと中の人だけと言うことになる。」
Aさん「挑む・・・ものなのかなぁ。
でも、まぁ、そうだね。」
Bさん「そんなわけで、ぼくにとって選挙と言うものは、学校で習った知識と
テレビのニュース番組等の映像で観る程度の情報しかないわけですよ。」
Aさん「あぁー。そう言われるとそうなるのか。」
Bさん「そこらへんは阿部さんは選挙のイロハを
充分熟知していると言うことで良いかな?」
Aさん「いや熟知って言われると。年に何回かしかないことだしね・・・。」
Cさん「『マギアレコード』未だに配信開始されないわね。」
Aさん「なんで今マギレコの話題!!? 主役がいろはちゃんだからですか!!?」
Bさん「でさ、選挙の投票所って、近所の小学校とかが多いんだよね?」
Aさん「うん、そうだね。
ぼくが住んでるところの投票所も小学校だね。
体育館が投票所になってる。」
Cさん「ニュースとかで観ると、投票所の人が歩くところにグリーンのマットが引かれて
靴を脱がなくても投票することが出来るって感じよね。」
Aさん「ええ、そんな感じです。
最初入口近くで名簿と照らし合わせて、次にハガキと投票用紙を引き替えて、
で実際に投票用紙に備え付けの鉛筆で記入して投票箱に投入する。
そしたらそのまま出口から出て一連の投票が終了、って感じですね。」
Bさん「なるほどなるほど。
つつがない投票手順の説明感謝だよ。」
Aさん「いや、まぁ・・・。」
Bさん「ともかく、ここまでの話を総合すると、
阿部さんは基本姿勢としてきちんと選挙には行くと言うことで良いんだよね?」
Aさん「まあ、はい。」
Bさん「やっぱりね。」
Cさん「そうだと思ったわ。」
Aさん「え、なんですそれ? 何がやっぱりでそうだと思ったの?」
Bさん「だって阿部さんにとって投票日ってのは
合法的に小学校に侵入できる日って事でしょ?」
Aさん「侵入しませんけど!!???」
全力アウト。
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