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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年7月
206/365

【揺花草子。】<その2006:背徳感。>

 【揺花草子。】<その2006:背徳感。>


 Bさん「へそで茶を沸かすって言うじゃん。」

 Aさん「あぁ、言いますねぇ。」

 Cさん「『阿部さんの一挙手一投足に私たちはへそで茶を沸かしています。』みたいな

     文例が考えられるわよね。」

 Aさん「なんですかその悪意のある文例。」

 Bさん「へそで茶を沸かす能力って相当じゃない?」

 Aさん「いや相当じゃないって言われても・・・。」

 Cさん「おへそでお茶を人肌程度まで温くすることはみんな出来るけれども、

     沸騰させるって言うのはよっぽど体温が高くなければできない芸当よ。

     さながらNo.2ヒーロー・エンデヴァーのように。」

 Aさん「いや体温の問題なんです?

     と言うかエンデヴァーは体温が高いから

     あんな有様なわけではないと思いますよ?

     ああ言う個性なんですよ?」

 Bさん「でもまぁ正味なところ、ちゃんと沸くかどうかはどうでも良くてね。」

 Aさん「えっ・・・なに?」

 Cさん「商売の話よ。」

 Aさん「なにどう言う事です突然?」

 Bさん「例えば、阿部さんに道行く現役JKをとっ捕まえて来てもらってね。」

 Aさん「道行く現役JKをとっ捕まえて来ると言う完全に犯罪の字面!!!」

 Bさん「そして、そのJKにおへそでお茶を沸かしてもらうわけです。」

 Aさん「え・・・うん・・・え・・・?」


 Bさん「『現役JKのへそで沸かしたお茶』なんて売り出せば

     とんでもない売れ方をすると思わない?」

 Aさん「きみはホントろくでもない事ばっかり思いつくな。」


 どっちにしても字面がヤバい。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/07/25.html


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