【揺花草子。】<その1997:高原のお嬢様。>
【揺花草子。】<その1997:高原のお嬢様。>
Bさん「『夏が来れば思い出す♪』ってあるじゃん。」
Aさん「ありますねぇ。」
Cさん「引用よ。」
Aさん「だからその無駄に力強いラインの引き方!!!」
Bさん「夏が来たら遥かな尾瀬とか遠い空とかを思い出すことを強いられている我々日本人。」
Aさん「強いられてはいない。あときみは日本人ではない。」
Cさん「忘れている読者の皆さんもいらっしゃるかも知れないから説明しておくけれども
ブリジットは物心つく前に私と一緒にフランスからこの街に越して来たのよ。」
Aさん「忘れている読者とか以前に読者って何のことですかね・・・。」
Bさん「脳内の。」
Aさん「脳内のかよ!!! もう少しリアル側の読者を獲得したいよ!!」
Bさん「ともかく、夏が来れば遥かな尾瀬を思い出すと言う話。
ぼくなんかは前にも言ったけれども尾瀬には行ったことがないわけだけど、
それでも尾瀬感たっぷりの風景はまざまざと思い起こせるわけ。」
Aさん「尾瀬感・・・。」
Cさん「まあアレよね、高原で、湿原で、通路として木の板とかが渡してあって、
空は青くて雲は白くて、高山植物が咲いていて、野兎とかが駈けていて、
広々とした視界の向こうは山々で囲まれてる・・・みたいな。」
Aさん「あぁー。そうですね。確かにそう言うイメージありますね。」
Bさん「そう言うところをフリルいっぱいのワンピースで
駆け回りたい。」
Aさん「いや転んだら大変なことになるよ?」
足元ちゃんとしたやつでお願いします。
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