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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年7月
185/365

【揺花草子。】<その1985:ファンタジー要素強めだけど。>

 【揺花草子。】<その1985:ファンタジー要素強めだけど。>


 Bさん「今日は7月4日だから竹取物語の話でもしようかね。」

 Aさん「7月4日だから竹取物語って言う繋がりが良く解らないんだけど?」

 Cさん「そうかしら?

     竹取物語のヒロインは誰?」

 Aさん「ヒロインって・・・そりゃ、かぐや姫でしょ。」

 Bさん「もっと正確に。」

 Aさん「えぇ〜・・・?」

 Cさん「『なよ竹のかぐや姫』って表現知らない?」

 Aさん「あぁ、そう言えばそうでしたね。」

 Bさん「奈夜竹野神楽耶ちゃんと言うのが本名だよね。」

 Aさん「なにその無理っくりな当て字。奈夜竹野が苗字なのかよ。

     妙にキラキラした名前だよ。

     じゃあ爺さんは奈夜竹野権蔵とかなのかよ。」

 Bさん「爺さんの名前は『翁』だよ。

     ちなみに苗字は竹取野。」

 Aさん「アレ名前なの!!?

     そして神楽耶ちゃんとは苗字違うんだ!!?」

 Cさん「奈夜竹野はお婆さんの姓よ。

     内縁の妻ってやつよ。」

 Aさん「そうだったんです!!? 意外に複雑な家庭環境ですね!!?」

 Bさん「ちなみにお婆さんの名前は『緒宇那』です。」

 Aさん「また随分キラキラした名前だね!!?」

 Bさん「竹取物語と言えば、日本最古の物語って言われるじゃないですか。」

 Aさん「言われますね。」

 Cさん「成立は9世紀から10世紀、平安時代の頃だと言われているわ。

     でも作者も不詳でどこでどうやって生まれたかも良く判ってないのよね。」

 Aさん「うーん。」

 Bさん「それでも、物語としては最も古いと言われている。」

 Aさん「うん。」


 Bさん「じゃあ記紀はどうなるんだって話なんだけど。」

 Aさん「あれを物語と言っちゃうと

     いろいろ差し障りあるんじゃないのか!!?」


 歴史書と言うポジションですから。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/07/04.html


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