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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年6月
162/365

【揺花草子。】<その1962:混乱と遅れが生じる。>

 【揺花草子。】<その1962:混乱と遅れが生じる。>


 Bさん「『きかんしゃトーマス』ですがね。」

 Aさん「え、うん。」

 Cさん「今はEテレで日曜夕方にOAされてるわね。」

 Aさん「そうですね。」

 Bさん「少し前までは『オルフェンズ』→『トーマス』の流れだったんだけど

     日曜夕方ワクがなくなっちゃったからトーマスに流れるモチベーションが

     薄らいで来ています。」

 Aさん「いやそんなきみのテレビ視聴習慣の話をされても。」

 Bさん「とにかく、子供たちに大人気のきかんしゃトーマスですがね。

     阿部さんも知ってるでしょ?」

 Aさん「まぁ、そりゃもちろん。」

 Bさん「あんまり関係ないけど子供の頃ぼくトップハムハット卿のことを

     『トップ派のハット卿』だと思ってて、

     派閥的なアレなんだと思ってたの。」

 Aさん「なにその意味不明な勘違い。」

 Cさん「原作自体は1945年に発表されたらしいけど、

     初めて映像化されたのは1984年だそうよ。」

 Aさん「へぇ、そうなんですか。

     そう言われれば昔はここ数日話題にしてた『ポンキッキ』のワク内で

     OAされてましたよね。

     あの頃は人形劇と言うか鉄道模型を使ってたけど、

     今はフルCGアニメになってますよね。」

 Cさん「そうね。

     そのおかげで特効とか撮影とかの質が

     とっても見栄えがするようになったわね。」

 Bさん「映像としては数10年のシリーズ展開の中でだいぶ変革があるけれども、

     ストーリーの軸としてはずっと変わらないよね。」

 Aさん「まぁ、そうだよね。

     機関車たちが日々トラブルを起こしたり乗り越えたりして頑張るお話って言う

     主軸があるよね。」

 Bさん「そしていまさら言うまでもないかも知れないけれども、

     登場するキャラクターたち、ほとんどみんな性悪と言うね。」

 Aさん「いっいや・・・それは・・・まぁ・・・」

 Bさん「人の話を聞かないし、自分勝手だし、わがままだし、

     周りを振り回すことに頓着しない様が

     観ててイライラするんだよね。」

 Aさん「だったら観なきゃいいのに・・・とも思うけど、

     まぁそれはそれとしても、でもちゃんと最後には自分の間違いに気付いて

     ちゃんと反省するじゃん。」

 Bさん「そこなのさ。」

 Aさん「え、なにが?」

 Bさん「そりゃ毎話数毎話数自分の犯した間違いを反省するよ。

     それでめでたしめでたし。って感じで終わるけど、

     でも翌週の話数でまた同じようなトラブルを引き起こすんだよ。

     『お前先週おんなじミスしたじゃん』

     『二度とやらないって反省してたじゃん』

     って思うケースがすごくたくさんある。

     全然反省してないじゃないかって言うね。」

 Aさん「いや・・・ちょっときみ・・・辛辣だねぇ・・・。」


 Bさん「あんなにトラブルが多くて

     遅延も日常的に発生する鉄道会社なんて

     社会インフラとして成立しないと思う。」

 Aさん「厳しすぎる!!!!」


 トップの更迭不可避のレベル。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/06/11.html


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