表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年6月
154/365

【揺花草子。】<その1954:ブラックボックス。>

 【揺花草子。】<その1954:ブラックボックス。>


 Bさん「今日は6月3日なので無味乾燥なトークが持ち味の阿部さんが主役です。」

 Aさん「無味乾燥なトークを持ち味にした覚えはないんだけど!!?」

 Cさん「そりゃそうでしょ。

     真なる無味乾燥は無味乾燥たることにすら気付かないレベルだもの。

     『この人のトークは無味乾燥だな』って気付いてしまったら、

     それはもうその時点で、逆説的だけれども『無味』と言う色がついてしまう。

     その途端に無味は無味たる意義と価値と存在理由を失い、

     単なる1つのプロパティと化してしまうのよ。」

 Aさん「なんですかその哲学的なやつ!!?」

 Bさん「阿部さんの無味乾燥ぶりはそのレベルに達していると言うことだよ。

     無味であると気付くことさえない無味。

     自分が無味だと気付いてもいない最もドス黒い無味だよ。」

 Aさん「どこの神父!!」

 Bさん「そんな人生レベルで無味乾燥を強いられている阿部さんだけれども。」

 Aさん「イヤ強いられてるとは思わないけど!?

     これまでの人生でそこそこ味のある出来事もあったけど!?」

 Cさん「ほほう。それは興味深いわね。

     いよいよ過去編スタートのフラグかしら?」

 Aさん「いっいや・・・そう言う意味ではないですが・・・」

 Bさん「でも、ちょっと前も話したけれども、

     なんだかんだ言ってぼく自身も阿部さんの昔のことって

     ちょっとは興味あるよ。」

 Aさん「そ・そうですか?////」


 Bさん「セロテープの次ぐらいにはね。」

 Aさん「それすごい下の方じゃない!!?

     ほとんど興味ないと言ってるようなものじゃない!!?」


 まだまだ過去編ならず。


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/06/03.html


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ