【揺花草子。】<その1946:ドキドキビジュアル。>
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Bさん「ガチの話をするね。」
Aさん「ガチの。」
Bさん「『スロウスタート』アニメ化決定したじゃないですか。」
Aさん「あぁ・・・そう言う方面・・・。」
Bさん「『きらら』掲載作では去年の春クールの『三者三葉』以来のアニメ化だけど。」
Aさん「そうか、そうなるね。」
Cさん「その前は2013年春クールの『ゆゆ式』よ。
このところヒット作を量産してるフォワードや破竹の勢いのMAXなど
姉妹誌と比べるときらら本誌は不遇の時代が長かったわね。」
Aさん「うーん、どんどんガチの話になって来た。」
Bさん「所謂『萌え4コマ』コミック誌として
確固たる地位を築いているきらら系列だけれども、
ここ数年は4コマ作品を原作とするアニメ化は縮小傾向で、
ラノベを原作とするものが増えて来ているよね。」
Aさん「まあ、確かに。」
Cさん「その一方で少年誌掲載作を原作とするアニメも
スポーツものやバトルアクションものを中心に堅調よね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「で、件の『スロウスタート』ですよ。
原作をちゃんと読んでると分かるけど、実はすごく繊細なお話なんだよね。
可愛い女の子たちが楽しくキャッキャウフフしてるだけと言う見方をしちゃうと
絶対に解釈を誤ってしまう。
独特の行間とか空気感があるからね。」
Aさん「あぁー・・・。」
Bさん「それを1クールかそこらで描き切るのって実はかなり大変だと思ってて、
だから良くある『女の子が可愛いだけのアニメ』に
なってしまわないかと言う不安が少なからずあるんです。
原作1話目からしっかり読んでる層としては
スタッフさんたちにちゃんと真摯に作って欲しいと心から願う。
ただの『萌え4コマ』って文脈で解釈しちゃうと絶対見誤るから。」
Aさん「うーん。まあ言いたいことはなんとなく分かるけど、
そこらへんはぼくらが言ってもどうにもならないところではあるけどね。」
Cさん「まあそれはそうよね。
私たちはスタッフさんたちを信じて
良いものができるのに精いっぱい期待するだけだわ。
何しろ今の時点では制作会社もOA時期も未発表だし、
『アニメ化決定』と言う一報だけの状態なわけだしね。」
Bさん「もちろん、それはそうだよ。
ぼくだって『スロウスタート』はきらら本誌掲載作の中ではイチ押しだし、
メディア化を心待ちにしてたのは確かなんだから。
アニメ化は心から嬉しいし、全力で期待してる。
その分、不安もあるだけってこと。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「それに・・・」
Aさん「ん?」
Bさん「・・・。」
Aさん「なに、どうしたの?」
Bさん「喋りすぎて尺が尽きた。」
Aさん「ガチ過ぎるにも程があるだろう。」
すごく期待しています。
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