【揺花草子。】＜その1939：呼びづらい。＞
【揺花草子。】＜その1939：呼びづらい。＞
Ｂさん「この季節は汗ばむ陽気になる日も多いよね。」
Ａさん「うーん、そうだね。天気が良い日とそうでない日の寒暖の差が激しいよね。」
Ｃさん「阿部さんのトークのクォリティも日によって差が激しいわよね。」
Ａさん「そうですかね！！？」
Ｂさん「違うよ〜、阿部さんのトークはいつも低クォリティだよ〜。」
Ａさん「酷いなきみ！！！」
Ｂさん「ま、とにかくこんな天気のいい日なんかだと、
ちょっとね、ぼくらみたいな髪の長い人はそろそろなんか
考えないといけないなぁって感じになって来るんです。」
Ａさん「あぁ・・・。」
Ｂさん「ぼくと言えばご存知世に聞こえしブロンドツインテ美少女なわけだけど、
暑い季節にはちょいちょい髪のアレンジを変えたりしているよ。
阿部さんは全然気付いてないと思うけど。」
Ａさん「気付いてないことないですよ！！？
ただいちいち触れないってだけで！！
実際今日だって・・・」
Ｃさん「そうね、今日のブリジットは髪を首の横ぐらいで2つにまとめて結ってるわね。
『三者三葉』で言うところの葉山ちゃんみたいな髪型と言えば伝わるかしら。」
Ａさん「伝わりますかね・・・。」
Ｂさん「でね、この季節から夏、秋の入り口ぐらいまでにかけては
こんな風に髪をその日の気分とかでまとめたりしてるけれども、
普段の髪型としてはツインテなわけで。」
Ａさん「うん。」
Ｂさん「と言っても、あずにゃんとか綾ちゃんとかリゼちゃんみたいな、
髪を2つに分けて全部結うスタイルじゃないわけ。
一部だけを結んでて、あとはロングにしてるわけだ。」
Ａさん「その例え・・・。
でもまぁ、そうだねぇ。」
Ｃさん「ここでアリスちゃんを例に挙げないあたりに
ブリジットのささやかなプライドを感じ取って欲しいわ。」
Ａさん「なんですかその分かりづらい心の動き。」
Ｂさん「ぼくみたいなこう言う髪型は、
ぼくら界隈では厳密にはツインテールとは区別されてて、
専門用語では『ツーサイドアップ』と呼ばれます。」
Ａさん「あぁ、うん、聞いたことあるねその言い方。
『エヴァ』のアスカとかが代表的だよね。」
Ｃさん「そうね。
他にはアルティメットまどかとか、
阿部さん大好き『ToLOVEる』のヤミちゃんとかが該当するわね。」
Ａさん「阿部さん大好きって言う言い方をするのはやめてもらっていいですか・・・。」
Ｂさん「ツインテほど子供じみてもないけど、ロングほど大人びてもいない。
ぼくのように幼さを残しつつ大人の女性へと脱皮を始めた頃合いには
なかなか好適だと思うのだ。」
Ａさん「（大人の女性とは・・・）」
Ｂさん「そんなわけで今日からぼくは
『あざとさ重視のブロンドツーサイドアップ』と
名乗り口上を変えたいと思うよ。」
Ａさん「語呂が悪い！！！！！」
ツーサイドアップも広義のツインテなので。
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