【揺花草子。】<その1938:世界を包む。>
【揺花草子。】<その1938:世界を包む。>
Bさん「ウロボロスって知ってる?」
Aさん「え、あの、伝説の生物の?」
Bさん「そうそう。」
Cさん「どう言う生き物か説明してみて?」
Aさん「あれですよね、でかい蛇で、
自分のしっぽを自分でくわえて円の形を成している。」
Bさん「いわゆる円環の理だよね。」
Aさん「違うよ!!?
ウロボロスは役目を終えた魔法少女を導いたりしないよ!!?」
Bさん「このウロボロスって言葉は古代ギリシア語なんだけど、
こう言う、己の尻尾をくわえた円状の蛇と言うモチーフは
アステカや古代中国、ネイティブアメリカンの文化にも
存在したらしいよ。」
Aさん「と、Wikipedia さんに書いてあったんだね。」
Bさん「(そうだけど!!////)」
Cさん「北欧神話なんかではヨルムンガンドなんて名前で
自分の尻尾を噛む大蛇が登場するわ。」
Aさん「へぇ・・・。」
Bさん「ま、とにかく、ウロボロスですよ。
自分で自分の尻尾を噛んでるわけだ。
ちょっとしたマゾっ子だね。」
Aさん「イヤそういうやつじゃないと思うよ?」
Bさん「つまりはさ、
『ウロボロスのうろこボロボロっす。』
と言うことだよね。」
Aさん「何を言っているの?」
脱皮とかしますし。
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