【揺花草子。】<その1934:想いはある。>
【揺花草子。】<その1934:想いはある。>
Bさん「最近は昼間には汗ばむような陽気になる日もあるよね。」
Aさん「あぁ、うん、そうだね。」
Cさん「昼は寝床でグーグーグーな阿部さんが知ったかぶってるわ。」
Aさん「なに言ってくれてるんです! 昼間はここに収録に来てるでしょ!!」
Bさん「まあ以前も何度となく言って来たけど、
この街では梅雨になるとまた急に寒くなるから
束の間の春を謳歌するって感じになるけどね。」
Aさん「いや・・・そう言われるとなんかすごい切ないな・・・。」
Bさん「でも、ぼくらの街よりももっと北、例えば北海道なんてのは
ようやく春がやって来たみたいな風情だと思うんだよね。」
Aさん「ああ、うん。桜も5月に入ってからだしね。」
Bさん「そんな北海道の春を歌った曲として、『襟裳岬』と言う有名な歌がありますね。」
Aさん「ああ、うん。あるね。」
Bさん「『襟裳の春は何もない春です』と歌われています。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「阿部さんの預金通帳は何もない預金通帳よね。」
Aさん「ありますけど!!? いくばくかのお金が入ってますけど!!?」
Bさん「とにかく、『何もない春』と歌われる襟裳岬。
この歌詞にカチーン来た地元住民の方が
制作サイドや放送局にクレームを入れたみたいな事案もあったと聞くよ。」
Aさん「まぁ・・・確かに『何もない』とか言われて良い気がしないのは分かるけどね。」
Bさん「そこでぼくは考えたよ。」
Aさん「考えた。」
Bさん「『襟裳の春は何もない春です(※個人の感想です)』
ってすればいいんじゃないかな?」
Aさん「個人の感想!!!!!」
そんな免罪符的効果を期待されても。
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