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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年5月
127/365

【揺花草子。】<その1927:矢の如し。>

 【揺花草子。】<その1927:矢の如し。>


 Bさん「途中お休みをとれば、長い人なら9連休となる今年の大型連休。」

 Aさん「あぁ、そうですね。」

 Cさん「阿部さんは長い方よね。

     具体的には無限に近い長さを持つわよね。」

 Aさん「違います。」

 Cさん「(キッパリと・・・)」

 Bさん「そんな、戦艦大和の射程並みに長い今年の連休ですが。」

 Aさん「なんで46cm砲の話題なの?」

 Cさん「弾着までの時間の長さも図抜けてるわよね。」

 Aさん「連休の話題じゃなかったんですかね・・・。」

 Cさん「この話数公開の頃には春イベも始まってるしね。」

 Aさん「ますます関係ない話題。」

 Bさん「ま、とにかく長い連休ですよ。

     やっぱりアレじゃない、旅とか行きたいじゃない。」

 Aさん「旅ですか。」

 Cさん「太陽の光を浴びると死んでしまう超絶インドア派の阿部さんには

     あまりない感覚かも知れないわね。」

 Aさん「どんな体質ですか。

     そんなん日常生活に差し支えますわ。」

 Bさん「一方、ぼくらの祖国フランスなんかは

     夏にドーンと1か月ぐらいバカンスをとる習慣があったりします。」

 Aさん「すごいスタイルだよねー・・・。日本ではなかなか真似できそうにないね。」

 Cさん「そうなのよね。1年で最も長く休みが取れるのって

     やっぱり5月の連休だと思うのよね。

     夏休みや正月休みはここまで長くならないし。

     阿部さんは別として。」

 Aさん「なんでぼくを別とするんですかね。」

 Bさん「今年の例で言えば、5月1日・2日を有休的なアレをとったとして9連休。

     正直これ以上休みを長くとるのはカレンダーの巡り的にも難しいですね。」

 Aさん「うーん。」

 Cさん「4月29日が金曜日だったとすれば、5月2日と6日に有休をとることで

     MAX10連休になるけど、これが最長になるかしらね。

     その条件になるのは次は2022年みたいだけど。」

 Aさん「かなり先ですね。」

 Bさん「その頃には阿部さんは年老いて生きてはいまい。って感じだよね。」

 Aさん「なんでゾーマの死の間際の台詞なんだよ。

     5年後ならまだきっと生きてるよ。」

 Bさん「正直なところ、10連休でもちょっと短いと思う。」

 Aさん「短い、かなぁ?」

 Bさん「いや普通にお休みをする分には充分だと思うけど、

     例えば海外旅行でヨーロッパ周遊だーってなったら

     やっぱり10日じゃ足りないじゃない?

     行き帰りで1日ずつ使っちゃうわけだし。」

 Aさん「んー。

     確かにヨーロッパぐるっと回るってなったら10日は心もとないね。」

 Cさん「レンタカーで5,000Kmも走りたくないでしょ。」

 Aさん「初日にドイツの道端でキャンプするやつじゃないですか!!」

 Bさん「でも、そんな短い時間を有効に活用する術を編み出した。」

 Aさん「えっ・・・なにそれ? どう言う事?」

 Bさん「10日間をそれ以上に引き延ばすと言う事だよ。」

 Aさん「えっ? そんなことできるわけ・・・」

 Bさん「出来るんだな、これが。」

 Aさん「えぇー・・・どうやって?」


 Bさん「光速で移動することによって。」

 Aさん「光速で移動したら 0.02 秒で

     ヨーロッパ一周できるけどね。」


 走行距離を5,000Kmと仮定して。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/05/07.html


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