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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年1月
11/365

【揺花草子。】<その1811:不死鳥の通り名もあるよ。>

 【揺花草子。】<その1811:不死鳥の通り名もあるよ。>


 Bさん「2016年のF1チャンピオンシップを制したニコ・ロズベルグね。」

 Aさん「ああ、うん。」

 Cさん「ファンからの愛称は『にこにー』よね。」

 Aさん「違いますよね。それは宇宙No.1アイドルの子ですよね。」

 Bさん「F1ワールドチャンピオンに輝き、キャリア絶頂に到達したまさにそのタイミングで

     電撃引退を表明した彼ですが。」

 Aさん「そうだねぇ・・・あれには驚かされたね。」

 Cさん「いろいろ裏側がありそうな空気はあるけれども、

     そのあたりが明らかになるのはだいぶ先になりそうな気配ね。」

 Aさん「うーん。本人は自叙伝を書けるレベルだなんて言ってましたけどね・・・。」

 Bさん「ま、とにかく、ニコ・ロズベルグ。

     実は彼の父親も元F1ドライバーでした。」

 Aさん「もちろん、知っているよ。

     ケケ・ロズベルグだよね。」

 Bさん「そうそう。」

 Cさん「F1は70年近い歴史があるから、

     あるドライバーの子供が時代を経てF1で活躍したって言う例も

     意外と多いわよね。」

 Aさん「そうですね。

     日本人に馴染み深いところで行くと中嶋悟とその息子一貴の例があるし、

     古くはジル・ヴィルヌーヴとその息子ジャック、

     あとはマリオ・アンドレッティとその息子のマイケル、

     ネルソン・ピケとその息子ネルシーニョ・・・

     確かに枚挙に暇がないですね。」

 Bさん「そんな中、親子2代とも活躍した例と言うとそんなになくて、

     阿部さんも上げたヴィルヌーヴ2人、グラハム・ヒルとデイモン・ヒル親子、

     そして今回話題のロズベルグ親子の3組だけが

     親子2代でF1ウィナー経験ありの組合せらしいよ。」

 Aさん「あぁー。マイケル・アンドレッティもネルシーニョ・ピケも

     F1ではあまり活躍できなかったからね・・・。」

 Bさん「ちなみにニコ・ロズベルグはドイツ人ドライバーと言うことで参戦してるけど、

     これは母親の出身国がドイツだからなんだって。」

 Aさん「あぁ、そうなんだ?

     そう言えば父親のケケ・ロズベルグはフィンランド人だもんね。」

 Cさん「そうそう。彼からミカ・ハッキネン、キミ・ライコネンへと続く

     いわゆる『フライング・フィン』の系譜の先駆けだからね。」

 Bさん「ちなみにケケ・ロズベルグ自身も

     スウェーデン生まれフィンランド育ちなんだって。」

 Aさん「ややこしい・・・。」

 Bさん「で、彼のロズベルグって言う苗字はカタカナ転写による表現だけど、

     出身国のスウェーデンの言葉に近い読みで表記すると

     『ケケ・ルースベァルィ』になるんだって。」

 Aさん「おぉ・・・読みづらい感じに・・・。」


 Bさん「ロシア語で『信頼できる』って意味だよね。」

 Aさん「スウェーデン語だって言ってるだろ。」


 ヴェールヌイ。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/01/11.html


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