表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年4月
105/365

【揺花草子。】<その1905:アイコンが怖い。>

 【揺花草子。】<その1905:アイコンが怖い。>


 Bさん「少し前の話だけどさ、Apple Watch の watchOS が

     バージョンアップしたんですよ。」

 Aさん「ほう、そうなの?」

 Cさん「バージョン的には watchOS 3.2 になるわ。」

 Aさん「ほほう。」

 Bさん「バージョン 3.2 ではご存知ぼくらのできるお姉さんこと Siri さんとの連携が

     いっそう強化されたり、細かいバグ取りなんかがあったわけだけど、

     おそらく一番大きな変更点は『シアターモード』の導入です。」

 Aさん「シアターモード?」

 Cさん「ほら、Apple Watch って、普段は文字盤が消えてるでしょ。

     手首を返したり腕を動かしたりするとその動きを感知して文字盤が表示される。

     普段はディスプレイをオフにしておくことでバッテリーの節約を

     図ってるわけだけど。」

 Aさん「あぁ、はい。」

 Bさん「でも、映画館みたいな暗いところで、不意に腕を動かしたときに

     ディスプレイが煌々と点灯したらこれはすっごく目立つじゃん?

     例えばポップコーンを食べようとしたり、ハンカチで涙を拭おうとするたびに

     その都度ディスプレイが点いちゃうわけだよね。

     周りの人は『なんだよあいつ眩しいなクリリン気取りか』って思われるよ。」

 Aさん「いやクリリン気取りかとは思われないと思うよ。」

 Cさん「どっちにしてもマナー違反であるのは間違いないわよね。

     本編前のマナーCMでも『ケータイ等のディスプレイに気をつけましょう!』

     みたいな注意喚起がされるしね。」

 Aさん「まぁ・・・確かにそうですね。」

 Bさん「そこで、新しい watchOS では、このシアターモードをオンにしておくことで

     腕を動かしても自動点灯しないようにできるってわけ。

     これで好きなだけポップコーンを食べられるし、好きなだけ号泣できるよ。」

 Aさん「はぁ・・・なるほど。」


 Bさん「まぁぼくらは Apple Watch を持ってないので

     関係ないんだけど。」

 Aさん「じゃあ別にいいじゃん。」


 遠回しなおねだりですよ。


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/04/15.html


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ