【揺花草子。】<その1904:代表をリスペクトする。>
【揺花草子。】<その1904:代表をリスペクトする。>
Bさん「1904年と言えばいろいろすごい年ですよ。」
Aさん「すごい年・・・ですか。」
Cさん「歴史上重大な出来事と言えば日露戦争よね。
この年の2月に開戦し、翌1905年9月に終結。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「けど、ぼくらはそこはスルーして、もっと他の出来事を取り上げたいと思うよ。」
Aさん「他の出来事。」
Cさん「例えばこの年の9月、ご存知与謝野晶子の
『君死にたまふことなかれ』が発表されたわ。」
Aさん「おぉ。」
Bさん「まあ言ってもあの詩そのものが
日露戦争に出征した弟を思うものではあるけれども。」
Aさん「ふむ・・・。」
Bさん「それよりも何よりも、この年の5月に国際サッカー連盟すなわちFIFAが設立されたよ。」
Aさん「おっ、そうなんだ!」
Bさん「最初に設立した段階ではオランダ、スイス、スウェーデン、スペイン、ドイツ、
デンマーク、フランス、ベルギーの8ヶ国で創設されたんだって。」
Aさん「あれ、そうなの? イギリスは入ってないんだ?」
Cさん「やっぱりそこ不思議に思っちゃうわよね?
まあ今でもFIFAにはイギリス、つまり英国連邦ではなくて
イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズが
個別に所属しているわけだけど。
それでも近代サッカー発祥の地と言われるイギリスが
創設メンバーにいないのはちょっと不思議よね。」
Aさん「そうですねぇ。」
Bさん「イギリスはほら、自分たちがサッカー界のリーダーみたいな誇りがあったからね。
俺たちがサッカー界の盟主だみたいなスタンスだったから。
ほらイギリスって何につけそう言うところあるじゃない?」
Aさん「いや・・・まぁ解る気はするけど・・・。」
Bさん「でさ、FIFAは、イギリス4地域がそうであるように、
国単位じゃなくて地域単位での加盟も許容している。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「将来的にはぼくら【揺花草子。】も
FIFAへ加盟したいと思うよ。」
Aさん「局所的すぎだろ!!???」
すぐに代表になれますよ。
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