【揺花草子。】<その1801:あけおめの略。>
【揺花草子。】<その1801:あけおめの略。>
Bさん「めっ☆」
Aさん「めっ☆」
Cさん「めっ☆」
Bさん「そんなわけでお正月ですが・・・。」
Cさん「またしてもその『とりあえずノルマをこなしたぞ』顔ね・・・。」
Aさん「い・良いじゃないですかもうそこは・・・。」
Bさん「そんなわけで2017年です。
晴れがましい気分になるね。」
Aさん「まあ、そうですねえ。
なんにせよ物事の始まりと言うのは
少々の不安と多少の緊張と大きな高揚感があるねえ。」
Cさん「変化を望まず過去や習慣に拘泥する阿部さんにとっては
大きな不安ばかりだと思ってたけれどもそうでもないのね。」
Aさん「いやなんですその評価!?
ぼくそんな未来に背を向けてるタイプです!?」
Bさん「まあでも実際そんなことはないと思うけど。
阿部さんは割と前を向いて生きているよ。」
Aさん「そっそう? 思わぬ評価来たな・・・。
あ、いや、そうだともさ! ぼくは常に前向きだよ!」
Bさん「だって過去に拘泥することを至上とするタイプなら
こんなにも毎クール毎クール嫁が増えたりはしないもんね。」
Aさん「それはそれでイヤな言い方だな!!」
Bさん「まあともかく2017年を迎えたわけです。
すごく関係ない話だけど、2017って言う数字は素数だよ。」
Aさん「すごく関係ないね。」
Cさん「そうかしら?
素数と言うのは孤独な数字。
まさに阿部さんにピッタリだと思うんだけど。」
Aさん「いやちょっとその論法良く分かりません。
よしんばぼくにピッタリだからと言ってどうだと言うんですか。」
Bさん「で、素数としては306番目になるんだって。
残念だね、これが307番目だったらもっと素数感強まって
より一層阿部さんにピッタリだったのにね。」
Aさん「ますます意味が分からないなぁ。」
Cさん「こういう不思議な組み合わせの数字っていろいろあるわよね。
ちょっと古いけど『博士の愛した数式』でいろいろ出て来たわよね。」
Aさん「あー・・・あった・・・かも・・・」
Bさん「アニメ化されてるわけじゃないから良く知らないって感じだね?」
Aさん「そんなこともないけど!! 別にアニメ以外のコンテンツも観ますけど!!」
Bさん「同作でたくさん出て来た数学の用語の中で特に印象深いのは『完全数』かな。」
Aさん「完全数。」
Cさん「阿部さん完全数の定義をどうぞ。」
Aさん「いや・・・えーっと・・・。
あー・・・なんか聞いた覚えはあるんだけど・・・。」
Bさん「分からないなら分からないって言えばいいのに・・・」
Cさん「そうやってカッコつけようとするところが阿部さんの癪に障るところよね。」
Aさん「酷い言われよう!!!」
Bさん「完全数って言うのは、その数を除いた約数の合計が
その数に等しい数字のことだよ。
例えば 6 とか 28。」
Cさん「6 の約数は 1,2,3,6 の4つ。
そのうち 6 を除いた 1 と 2 と 3 を合計すると 6 になるわよね。
同様に 28 の約数は 1,2,4,7,14,28。
28 を除いた約数を合計するとこれまた 28 になるわ。」
Aさん「な・なるほど・・・。」
Bさん「作中では阪神タイガースの江夏投手の背番号と言う文脈で言及されてたよ。」
Aさん「あぁー・・・。」
Bさん「ちなみに28の次の完全数は 496。
さらにその次は 8,128 です。」
Aさん「おぉ・・・一気に飛ぶね。」
Bさん「【揺花草子。】も通算話数
そこまで伸ばしたいね。」
Aさん「あと6,400回以上かぁーーー・・・!!!」
17年以上かかる。
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