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宇宙桜  作者: 津嶋朋靖


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「それにしても頭山さん。すっかりスリムになりましたね。体重は今どのくらいですか?」

「さあ? 体重はそれほど減っていません。なにせ、体重計に乗ると木の重さも入ってしまうので」

「木を切ってもダメなんですか?」

「ダメでした。すぐ生えてきてしまいまして」

「でも、これ以上大きくなると……」

「それは大丈夫です。ここまで大きくなるには時間がかかるので、お花見が終わったらすぐに切ります。その後で体重計に乗ればどのくらい減ったか分かるかな?」

 突然、携帯の着信音が鳴った。

 電話番号に見覚えがない。

「誰だろう?」

 電話の相手は女性だった。会社の受付嬢をしている細木(ほそき)恵美(めぐみ)である。

「細木さん。どうしたんですか?」

『急にお電話してごめんなさい。ご迷惑でした?』

「迷惑なんてとんでもない。あなたのような美しい方からの電話は大歓迎です」

『よかった。元気そうで……私ずっと心配だったのです。頭山さんがずっと会社に来なくて』

「え?」

(細木さんが俺のことを心配……マジ?)

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