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天帝の嫁 紅白蝶

作者: 真実 椿

短編です

長かったというのが、正直な感想であった。


地球をを征服するのには、簡単なことだった。


侵略にきた宇宙戦艦は各大陸の空にとどまり、地上と交戦はしない。


天帝の力で

原子力の電力系統を奪い、

原子力の力を無くした。

害ある放射能を無くした。


空気を新鮮にし、新たなエネルギーを与えた。



その圧倒的な力を真に当たりにした、地球人は

しぜんと戦う意思を失った。


水面下で地球の代表が宇宙人と交渉して、

あっさりと、宇宙人たちが各国各地を治めるようになった。


そして、この極東の島国の小島の統治を任されたのが、

宇宙から来たホンノである。


長かったよ~、

気弱なとこをもあるこのホンノは責任の持つ重さをひしひしと

感じていた。

他の国に比べて、穏やかに健全に国を治めることができた。


そのような健やかな気持であるホンノに


ちょっと待った。


いきなり女の子が現れた

厳重なセキュリティの宮殿の中にどうして現れたというのはともかく

天帝の印がある衣装をなぜ地球人が着ているのだ。

ホンノですら、その存在を知っていたが、みたのは初めてである。


しかも、肌の露出具合から、天帝をもてなす夜用の衣装ではないのか。

顔には蝶のマスクをしていた。


宇宙人の強靭な肉体とひ弱な地球人の肉体は、共に生きていくには

バランスがとれてない。

この天帝の衣装をまとえば、肉体が強くなり、付き合えるようになる。


天帝が地球の女性と付き合いために、この衣装を用意したといわれているのだが、

なぜ、この女の子が着用しているのだ。


ホンノさん主催によるミスコンで不正が行われていることはご存知ですか?


ホンノはミスコンのことすら知らなかったのだが、


ぜひとも、私も参加するので、正々堂々と行っていただきたい。

では、御免。


女の子は、去っていった。


いくらなんでも無礼すぎるだろうという思いよりも

なにか楽しみが増えた喜びを隠すことができなかった。



つづく

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