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朝起きたら"音"になっていた

作者: 小桃 綾

しいな ここみ様主催『朝起きたら企画』参加作品です。

 朝起きたら音になっていた。一瞬で消えることも、長く生きることもある。


 人の声になることもあれば物の音になることもある。


 この前は長く生きた。あおり運転のクラクションだったから。周りの人に嫌がられた。


 その前は生まれた子供の泣き声として生まれた。あのときはオレも泣いたな。産声と同時に生まれるなんて"音"冥利に尽きるぜ。


 次は何の音に生まれ変わるか──



 なんてこった。今回はうんこの出る音だったか。早く消えたい。


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― 新着の感想 ―
大丈夫。恥ずかしいのは一瞬だから(*^^*)
短いながらも良く練られた完成度。 (*´ω`*)
音。これまた革新的な!と思ったら、なんこのオチw
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