表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/127

魔導士ディーラー たどり着いたようです。

 空はクレヨンを塗りたくったように赤く、筋のような白い雲が夕焼けを装飾していた。


 なだやかな道を縫うように歩く狭い道からは、そんな景色が広がっている。


 ところどころぬかるんだ赤茶けた土の色を私たちは足元を気にかけながら進む。


「きれいですぅ」


 女の子をおぶったメディーがつぶやく。


「きれいな景色が見える場所に住む人間は心もきれいとよく言いますが、この町に住む人間はどうでしょうかね」


 タオフーがそうつけたした。


「大丈夫、二年前に来た時は皆いい人ばかりで歓迎してくれた」


 私は自信をもって言った。


「いい人ねぇ」


 怪訝そうにタオフーが声をあげて、


「あの人たち、あんまり私たちを歓迎している様にみえないんですが」


 やっとこさ森を抜けた先にたどり着いたヨダカの街の入り口、つまり正門に体格のよい男らが武器を構えて私たちを睨んでいた。 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ