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魔導士ディーラー 緊急手術をするそうです。

「メディー!」


 外の状況を把握しないまま私は彼女の名前を叫んだ。


 メディーは魔法石をさした場所で立っていて、目の前に現れた私たちを見て目を丸くしていた。


「一緒に来てくれ!」


 一目散に彼女のもとに走り、私は腕を引っ張った。


「あわわわわ」


 有無も言わさず、手に持った最後の魔法石に魔力を注ぎ、倒れて身動きがとれなくなった少女の近くまで走った。


「ディーラーくん、本当にやるのかい?」


「やるさ、一秒もかからず戻ってくる」


 魔法石を均等に四つに割りドラゴンと私たちを囲むように小さな結界を張る。


「ム、ムートさん、そのけがは? ベルリーさんは一緒じゃぁ? わたしぃはどうすればぁ」


「説明はあとだ」


 私は完全無欠の手術室を展開する。


「せいぜいあがきたまえよ」


「アルジャーノン、これが終わったらアイリスの精神は返してもらう」


 私は不安そうにこちらを見つめるメディーをなだめ、三度魔力を解放させた。






 

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