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ザリガニ釣り

作者: まえとら

てるてる坊主が窓辺に吊るされ、にっこり笑って風に揺れている。

お弁当と水筒を入れたリュックをしょって、皆と自転車でザリガニ釣りに出掛けた。葦の茂みから野鳥のヨシキリが鳴いている。割り箸に凧糸を結んで、餌に煮干しを括って垂らした。「すげえマッカチン!ダイマッカだ!」

巨大なアメリカザリガニが釣れた。

古道から石板のようなものが頭をのぞかせている。立てかけておいた自転車が倒れ、石板のようなものにぶつかり衝撃が与えられた。


お弁当も食べ終えた頃。

「もう帰ろうぜ」

「これ何だろう」

自転車の横に石板を見つけた。いつ彫られたものだろうか象形文字のようなエビガニの髭(触覚)のようなものが彫られている。文字なのか模様なのかもわからない。リュックから虫眼鏡を取り出し拡大して覗いてみると。文字の奥が微かに動いた。文字の奥に何かが光っている。


ザリガニ達の目が赤く光った。

鼓動が高鳴った。

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