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車男短編集  作者: 車男
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寝坊2

 今日もユウは焦っていた。学校が始まる30分前に起きてしまった。昨日遅くまでテレビを見ていたのが悪かった。急いで朝食を食べ、着替え、身度をし、家を飛び出す。もう前のような失敗はしないように、今日はいつもカジュアルな場で使うスニーカーを履いて。

 公園を突き抜け、始まる3分前に到着する。と、ここで少し考える。学年も上がり、今の靴箱は学校の端。校門から少し歩いたとこにある。以前の靴箱はいまユウの目の前に。わざわざ自分の靴箱まで行っていたら、ここまで全力で来た甲斐がない。目の前の靴箱で履いてきたスニーカーを脱ぎ、手に持って靴下で3階の教室へ、全力で階段を駆け上がる。教室に飛び込むとすぐに、先生が入ってきた。セーフ!席に着き靴下を見てみたが、裏の足先だけひどく汚れていた。それから、1時間目が体育だったので、靴下のままで体育館の更衣室へ。その次は教室で授業だが、靴下のままのほうが涼しくていいからと、その日一日は靴下で過ごし、またユウの白い靴下の裏は黒く汚れてしまったのだった。


終わり


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