表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
車男短編集  作者: 車男
7/54

リレー

 ミオは今中学2年生。今日は約1か月後の運動会の練習で、リレーをすることに。クラスで足の速い人が10人、選抜で行い、女子の中で一番早いミオも選ばれた。残りの人は、ダンスの練習だ。ほかの5クラスとも合同でやり、練習ともいえど、真剣勝負だ。まずはパスの確認、軽く走り、いざ、スタート。ミオはなんとアンカーだ。中盤まではミオのクラスは3番目に走っていたが、6人目で2番、8人目で先頭に立った。クラスの人からの応援も聞こえる。9人目もその状態をキープし、いよいよミオの番に。2番目のクラスとはわずかの差だ。パスを受け、走り出す。アンカーはグラウンド1周、400m。長距離にも慣れたミオにとっては、大したことではない。好調に走る。

 しかし、アクシデントが彼女を襲った。走り出して50mほどした時、ミオの左足の靴が脱げてしまったのだ!思わずスピードが落ちるが、クラスの期待を受けている以上、止まれない。片足体育用の白い靴下で、残り200mほどを精一杯走り切った。結果は1着!クラス全員大喜びだが、ミオの靴下の裏は湿った土がこびりつき、焦げ茶色になってしまった。その後靴を取りに行ったが、片方は靴下を脱いで靴を履き、後でおかしいと思い、もう一方の靴下も脱ぎ、後のダンスの練習に参加したのだった。


おわり


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ