とある潔癖症の心の中 (罪悪感など) 思春期男子向け
罪悪感という言葉をキーワードに加筆、修正しました。
はい、突然ですが俺の潔癖症の体験を書きます。
なお、俺の潔癖症は、めっちゃきれい好き、という感じではありません。
他人、特に女子から嫌われたくないとか、他人、特に女子からチヤホヤされたいという気持ちから頑張り始めたのが清潔でいることだった、というのが始まりだったと思います。
それまでは多くの小学生男子がそうであるように清潔でいようってことはあまり考えていませんでした。
そんな種類の潔癖症です。ここでは具体的にどんなことをしていたかは書きません。潔癖症で悩んでいる人が、俺の具体的な行為を知って、自分もやらなくちゃいけないと思ってしまったら、その人がやらなきゃいけないことが増えるからです。
なお、俺は病院には行っていません。最近は病院で薬を処方してもらうという解決方法もあるようですが俺にはわかりませんので病院関係のことは書かれていません。
これから書くのはあくまでも自分の体験から思った個人的な感想です。潔癖症かもしれないと不安を感じ始めた思春期の男子を勇気づけるつもりで語ります。
また、男子の性に関する話も多少出るかもしれません。
性の話が苦手でしたらブラウザバックを。
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【前置き 罪悪感について】
よし。どうやら性の話なんて大嫌い、性の話なんてしちゃいけません、とか言って現実に身体が求めること、それを感じることを罪だと勝手に決めつけて、そんな妄想を理想と勘違いして俺たちに押しつけてきやがる口うるせえ小さな親切大きなお世話な野郎どもや女ども、いわゆる「組織」の奴らはブラバしやがったな。よし、始めるとするか。
って、誰だよ? 組織の奴らって。って感じだろうけど、それは君たちが好きに決めてくれ。
ただ、自分の価値観を、巧妙に、あるいはまるで呼吸でもするように、優しさに見えるように偽装して、断る事に【罪悪感】を感じさせながら、言葉や人数や物理の暴力とかで押しつけてくるクソ野郎、クソ女たちのことさ。
まずはここまで読んでくれた君を祝福するぜ。
なぜなら、君のその罪悪感は奴らに創らされたものかもしれないという可能性の存在を知ることができた、だろ?
君の潔癖症は、周りの大人たち先生の言ってることや普段目にするテレビやスマホの広告、政治や宗教がらみのポスターや張り紙なんかの情報から知らず知らずのうちに、君の脳が受け取った情報と君のやってることの違いから産み出されている可能性があるかもしれない。
もちろん、病気で脳から必要な成分が分泌されていない、なんて原因もあるから俺の文章が当てはまらないと思ったら病院に行くことも検討してほしい。
俺の潔癖症は罪悪感とコミニュケーションがうまく行かないってことがキーワードだと思っているんだ。
コミニュケーションに関してうまくいかなかったのは身体の不調として、耳がよく聞こえなくなったっていのがある。ただ検査をすると異常がない。でも、人に言われたことが聞き取れなかったり、言葉としては聞こえても外国語みたいに聞こえて意味が分からないっていうことが10歳くらいからときどきあった。
で、何度も聞き返すといやがられるし聞くのも面倒だから分かってる振りをすることも多かったんだよね。ちなみに、思春期の男子には珍しくないことらしいんだけどね。ネットの情報だと。
罪悪感の方はこんな感じだね。
世界には困っている人がいっぱいいるし、日本でも戦争中とかは大変だったのを知っているのに。
俺は幸運にも安全で豊かな時代に生まれ育ったのも知っているのに。
努力や苦労をすれば報われるのは知っているのに。
だけど、弱気を助け強きを挫く立派な人間になれていない。俺の努力や苦労は足りない、だけどやりたくないんだ。できないんだ。ああ、俺は弱い。弱いくせに努力しない悪い人間だ。
ちなみにおっさんになった現在はこう思っている。努力が苦労が報われるなんて勘違いだ。イヤなことを無理してやっても何も身につかないし、下手すりゃ心を壊すだけだ。
それより楽しくてついやっちゃうってことを満足するまで、飽きるまで思い切りやろう。飽きたって事は心が満足したってことだから、別の楽しそうなことを探せばいい。楽しそうに感じればイヤだったことだってやってもいいしね。なんてね。
まあ、あくまでも俺が経験からたどりついた考えだけどね。
おっと、言っておくけど俺は自分の考えを押し付ける気はないよ。俺の体験が君の役に立てば嬉しいんだ。ただ、あの頃の俺と現在の俺の考えは違っているからね。そこを説明しておきたかったんだ。
じゃあ話を潔癖症に戻そう。
そう、俺の潔癖症の原因となったであろう罪悪感の話だ。
当時はこんな風に言葉にできなかったが振り返って言葉にするとこんな感じだ。
「こんな悪い自分は人を汚してしまう存在だ。せめて、できるだけ清潔にして関わろう」
↓
「あれ、俺より悪い奴がいるぞ。あいつらは俺よりも汚い存在だな」
↓
「影響を受けたくないから関わらないぞ。俺までもっと汚れちまうもん」
↓
「あれ? だけど、俺より汚い奴を救えないで切り捨てようとする俺って、なに?」
↓
「くそっ! 俺は俺が汚いと思っている奴より汚い存在なんじゃないかっ!」
↓
「じゃあ、俺より悪い奴はもっと汚い存在だよなっ!」
↓
「影響を受けたくないから俺より汚い存在とは関わらないぞっ!」
↓
「あれ? だけど、俺より悪い奴を救えない俺は・・・・・・くそっ! 暗闇で螺旋階段を駆け下りたり駆け上がったりしてるようなもんじゃないかっ! 自分がどっち向かってるのかわかんないよっ!」
まあ、前置きがずいぶんと長くなっちまったが、罪悪感っていうものがキーワードだと気が付いてね。俺が感じていた罪悪感について知ってもらった方がこの先に書かれていることをイメージしやすいんじゃないかなと思ってね。
1,【俺の潔癖性を紹介するぜ】
まずは、俺の潔癖性をもうちょっと詳しく書くぜ。ただ、俺がやっていた「儀式」について細かくは書かないでおく。最初の方に書いた理由とざっくりしてた方が読む方としては自分に当てはめやすいと思うからね。
いつか、潔癖性あるあるとかで笑いあえるといいのになぁってことは考えたんだけどね。笑い飛ばせない人もいるかも? と思って書くのを止めたんだ。
それじゃいくぜ。
ヤスオコウジの潔癖性とは?
「他人から嫌われるのが怖い」「自分が自分じゃなくなるのが怖い」っていう気持ちを紛らわせるためにやってたことが、いつもそれをやらないと落ち着いていられなくなってしまった状態。
で、俺にとっての、それって何か。それは汚れや穢れを払う儀式。
ヤスオコウジも潔癖性はいつから始まったか?
小学校五年生。そして、俺はこの頃から女子の目を意識するようになった。あと、性の知識もこのころからつき始めた
2,【俺の潔癖性のときの性格を紹介するぜ】
ヤスオコウジが潔癖性だったころはどんな性格だったか?
「俺は他人に気を使ってやりたいことも我慢しているし、逆にやりたくないことだって一生懸命やってるのに、頭が悪くて他人の気持ちを想像できない馬鹿や、性格が悪くて他人の気持ちを想像しない悪人に足を引っ張られたり、そいつらが騒がしく楽しく生きていやがるのがムカつく」
っていう性格。
で、俺の潔癖スイッチが入ったときに具体的にどんなことを思っていたかを書くけど、その前にお知らせするよ。
ここはちょっと刺激が強い。君の想像力に強烈に働きかけるかも知れない。だけど書くことにした。
理由はこうだ。
もし、君が同じような思いを感じていて、その思いをとても他人に言えないと考えて孤独を感じているとしたら、その孤独のほうが君の心を蝕むかも知れない。だから、同じようなこと思った男がいた、という事実を知ることは君の心を軽くするのに役に立つかも知れないと判断した。
覚悟して読んでくれ。
潔癖スイッチが入ったヤスオコウジの脳内シャウト
↓
「どこの誰だかわからねぇくそ野郎が分泌だか排泄だかした体液なんかに触れてたまるかよ。クソ野郎菌のせいで俺がそいつになっちまったらどうすんだよっ! って、俺はコピー系の異能力者かっ!」
「どこの誰だかわからねえ、どこでも射精しやがる動物みてぇなクソ野郎が漏らした精液が俺の体を媒介にして俺の好きな女に触れて、その女が妊娠したらどうすんだよっ! って他人の精子を媒介するって、俺はミツバチかっ!」
「で、そんなこと実際には起きないって、頭では分かってるんだよ! だけど、心が納得してくれなくって体までおかしな感じになっちまうんだよっ!」
俺はこんなことを脳内でリピート再生してたんだ。いつでも、どこでも・・・・・・とは言わないけど俺の中の潔癖スイッチが入っちゃうとね。
誰かと一緒にいるときでもそうだよ。そんなことを考えているなんて悟られないように、作り笑顔で、話を聞いている振りをしながらね。
ってことで、隠れ潔癖性の孤独、マジ、やべぇよ。ホント。カミングアウトもなかなかできるもんじゃないよな。
3【俺の潔癖性が軽くなった理由を紹介するぜ】
どうしたって俺は俺にしかなれないし、もし、俺が俺じゃなくなったとしても俺にはそのことが気がつけないだろうなってことを認めたから。
どうしてこう思うようになったか?
いや、マジでいろいろあったんだけどさ。ざっくりまとめるとこんな感じ。
好きなことをやることを自分に許した
嫌いなことをやらないことを自分に許した
何もしないでいる自分を許した
戦いも逃げるも放置もどれを選ぶ自分も許した
時と場所と目的によって素顔とたくさんの仮面を使い分けることを自分に許した
書き出してみると簡単なんだけど実際のところこれができるようになるというか、これが自然の自分だと気が付くまでに結構試行錯誤はしたんだよね
ただ、一生懸命に試行錯誤すればするほど潔癖性はついて回るんだよね。
考えたら当たり前なんだけどさ。
例えば「ゴミを捨てるぞっ!」 って思ったらゴミに気持ちが集中するでしょ? そして、集中しているとゴミを発見していくんだよね。もっとないか? もっともっとないか? ってゴミハンターとして獲物を探すように周りをみるでしょ? で、ゴミは実際に存在するものだからいつか集め終わるんだけどさ。
潔癖症っていうのは物じゃないから集めてポイってわけにはいかないよね。じゃあ、どうするか?
たぶんなんだけどね。潔癖症のスイッチが入っている自分自身をただ感じるってことがスタート地点だったんだと思う。それが苦しいんだけどね。
いろいろ試行錯誤しているうちに、自分自身の一部としてそのまま感じられるようになっていって結果として別に他人が俺をどう見ようとどうでもいいじゃん、とか、俺が死んでしまったとして、死んだ俺にはそのことはわかんないんだから怖がる必要もないなっていうことを自然と思えるようになっていったっていう感じなんだ。
伝わればいいんだけどどうだったかな?
それじゃ最後は君へ質問させてもらうよ。よかったら考えてみてほしい。
【質問】
「大切な人から潔癖症を止めたいのに止められないと相談を受けた。君ならどうする?」
最後まで読んでくれてありがとう。
君が君自身の人生を歩むことを祈っているよ。
2019年12月14日
罪悪感をキーワードに据えて加筆修正しました