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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第88話 情報収集

読んで下さってる皆様、いつも有難う御座います。

後10話で100話になります。

宜しければ、引き続きお読み頂ければ幸いです。

 


 ようやくクインテットの街に入ることが出来た。

 本来なら2日程早く到着する予定だったが、お爺ちゃんことイグニスが一緒だった為、移動速度を落としての旅路となった。

 赤竜のエリュテイアは喚ばれない限り何処かを飛び回っていた。


 この街は四方に門があり十字の大通りを境に、4つの区画に分けられている。

 王都に近いだけあって栄えていた。


「まずは宿探しじゃな」

「賛成!お風呂入りたい」

「だな」


 俺達は宿に向かい、休むことにした。

 風呂と一服を行ったが、まだ日も出ているので探索と買い物をすることにした。



 次の日はギルドへ来ていた。

 今までの街より遥かに大きく立派な建物だ。

 中へ入ると何やら物々しい。その理由は俺達が探していた青竜と黄色の竜がこの付近の山で目撃されたという。


 青竜は黄色の竜を圧倒していたと。そしてそこに悪魔も居たというのだ。

 居合わせた冒険者のパーティは遠巻きでその戦いを見ていたのだが、飛び去っていく青竜と目が合ったのだとか。


「イグニスさん」

「ちと遅かったかのぉ」

「飛んでって方角は帝都よ。まさか帝都に向かうんじゃ…」

「ないとは言い切れない」

「しかも悪魔とやりあってたなんてブルードラゴンは何がしたいんだろうね」

「わからんの。ヤツも悪魔と変わらん」


 そう言って表情を変えた。


 青竜の情報はそれだけだったが、悪魔の情報は他にもあった。

 帝都に程近い所で目撃情報が集中しているのだ。それだけでは飽きたらず、この街の北東に位置する廃村でも目撃したと聞いた。


「俺達が歩いてきたほうだよな?そんな村ありました?」

「その村にいく道はない。街道からも見えんのじゃから気付かなくてもおかしくはない」


 その情報がギルドへ入ってから、何人か冒険者を向かわせたが誰も帰って来なかったと。

 イグニスはその村を知っていて、飛べばすぐだと。ただ分かりづらく手前の林とも呼べる森で迷うそうだ。


「イグニスさんって竜に乗れます?」

「無茶言うでない。歳を考えてくれ」


 飛べれば早いのだが、イグニスがいないと場所も分からない。


「あんたら廃村に行くのか?俺も連れてってくれよ」


 そう声をかけてきたのはオジさんだった。

 イグニスよりも若いが俺より上。丁度真ん中らへんの歳だろう。



 話が纏まりその男を含め四人で廃村に向かうこととなった。





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