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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第9話 銀翼

 


「銀翼だ」「銀翼の覇軍」「間違いない!」


 焼け残ったと言っては失礼だが、被害を受けなかった両国の兵士達が各々と呟いている。


「さぁジル、疲れてるとこ悪いが送って行けるだけの力はあるか?」

「もちろん」


 俺達は再びジルコートの背中に乗りミルトのギルドへ目指す。ドルンにもギルドはあるが依頼を受けてた訳ではないし、ミルトに伝えればこの街にも伝わるだろう。


「シンベエ、しっかり見てたか?」

「ワン!」

「この子私の側から片時も離れないで良い子にしてたよ」

「偉いじゃないか 」


 シンベエを撫でつつ思った。欲しい!と。





 ミルトの街に着き、召喚解除を行った。


「お疲れ様、また宜しくな」

「ジルありがとー!またね」

「ええ、それでは」



 ギルドマスターに討伐の報告と報酬を受け取りにギルドへ行くことにした。


「サキさん!随分お早いお帰りで」

「討伐対象と断定したので退治を実行しました。こちらが討伐対象の緑竜です」

「おお!そうでしたか。ご苦労様でした。さすがは銀翼と名高い剣士ですな」

「一人の力で倒せる相手じゃなかったですよ」

「それでもその人数で倒せる力がある。だからこそ我々も頼ってしまうのです。この度は誠に有難うございました。」

「それでこの首の買い取りもお願いしたいのですが」

「ええ!報酬と共に精算いたします。少々お待ちを」


 そう言ってギルドマスターは緑竜の首を持って奥に消えて袋をもって戻ってきた。


「こちらが討伐依頼と買い取りの料金になります」

「結構ありますね」

「相手がドラゴンですからね。かと言って他のギルドに比べて見ての通りこじんまりとしたギルドでして、資産があまりないゆえどうしても他所より金額が出せないのです。これでいっぱいいっぱいになってしまいますが宜しいでしょうか」

「構いませんよ。その代わり今日の宿の手配をしてもらいたいのですが」

「もちろん手配させて頂きます。宿代もギルドが持ちますのでごゆっくりしていってください」

「有難うございます。ではこれで」

「また宜しくお願いします」

「シンベエまたね」

「元気でな」

「クゥン」



 ギルドマスターとシンベエに見送られ手配してもらった宿に向かう…前に旅の食料を買い足して行った。



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