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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第60話 冒険への鍵

 


 宿屋の窓から太陽が射し込む。


「まぶしい…あっ!寝過ぎた」


 隣に目をやると布団にくるまって目覚める気配がないサキがいる。


「サキ!もう出る時間過ぎてるよ!」


 バシバシと頭ら辺を叩いた。



「疲れてたんだろうな」

「全くだね。準備出来たよ」

「良し、行くか」


 俺達は準備を整え部屋を出た。

 受付に行くと。


「サキ様、アーシェ様からお預かりした物が御座います」

「?なんだこれ?なんか言ってました?」

「此方を渡してくれと頼まれただけでして」

「そうでしたか。有難う御座います」


 受付から小さな木箱を受け取った。

 その中身を見てみると、[次の所で役立つはずよ]と書かれた紙と見たこともないコの字の鍵らしきものが入っていた。


「鍵?」

「鍵だよな?」

「次の場所って…古代遺跡ってこと?」

「うーん、じゃあこれは太古の鍵ってことか」

「だとしたら凄くない?これがないと入れない所もあるってことでしょ?なんかワクワクしてきた」

「そうだな。じゃあ目指すとしますか」


 俺達は街を後にした。

 当初の目的地であるクインテットへ進むのだが、その途中の森の奥深くに古代遺跡がある。どうやらそこが最近キナ臭いらしいとギルドから聞いたのだ。

 その入口は飛んで行かないと入れないみたいで、滅多に人が訪れないと言っていた。


 それにこの鍵だ。とんでもない物が眠っているのかもしれない。

 期待値は最高潮になり、テンションが上がってしまった。


「何か見つけるまで帰れんな!」

「そのつもりよ!お宝は見つけたもん勝ちね」

「冒険者らしいことしてるな」

「冒険者だもん!冒険しないと」

「確かにな。だがキナ臭いと言うことは忘れるなよ」

「りょーかい」



 街から3日歩いた先に広大な森が広がっていた。

 道を反れ、地図を頼りに道なき道を進んで行った。


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