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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第50話 宿と仲間

評価、ブックマークしてくださった皆様、ありがとうございます!嬉しすぎてテンションが上がってしまいました。

今後とも宜しくお願い致します。


 


 …

 …

 …身体が動かない。

 頭が痛い。なんだ?何があったんだっけか?

 …

「あっ!悪魔は!?」


 と叫びながら起き上がった。


「ビックリしたぁ。もう大丈夫なの?」

「へ?」

「傷よ。サキ、刺されてたんだからね」

「そうだ、思い出した。…大丈夫みたいだ」

「良かったぁ。皆心配してたんだよ」

「ごめんな。それで悪魔と邪竜はどうなった?」

「二体とも倒したよ。ほんとギリギリの戦いだったよ」


 俺は無事だった宿の一室に寝ていた。

 目を覚ましたのはあの戦いから二日目の夕方だった。目を覚ますまでアイが付き添ってくれていたみたいだ。


 傷を負って瀕死の俺を、回復魔法が使える者が数人集まって行う転生の儀で癒してくれた。転生と言っても、死人を生き返らせられる訳ではなく、瀕死の状態から救うというものだ。


「皆は無事なのか?」

「ええ。あの二人組は街の復旧を手伝ってるよ」

「そうかそうか!良かった。そういえば白竜は?白竜が落ちてくるのが見えたぞ!?」

「あの子も大怪我をおったけど少し手を貸しただけで自力で回復したよ。サキにありがとうって伝えてって言われた」

「そうだったんか。こちらこそありがとうだよ」

「ジルも消えるときマスター、マスターって泣いてたよ」

「悪いことしちゃったな。後で謝っとかないと」

「それじゃもう少し休んでな。食べ物取ってくるから」



 食事をしながら色々と聞かされた。


 白竜はアイや街人から回復魔法を受け、少し回復したところで自力で治したみたいだ。

 その頃には俺も転生の儀が終わっており、瀕死の状態から回復していたのだが白竜によって、腕や胸部の骨折を治してくれていったと。

 アイ達に挨拶をしていき幻影竜を引き連れ飛び立っていったそうだ。



 悪魔が倒れた所には水溜まりが二つ出来ていたので、死を確定できたみたいだ。

 新たに判ったことは何もなかった。


「しかし俺も爺ちゃん竜の勇姿見たかったなぁ」

「かっこ良かったよ!あれこそまさにサンダードラゴンって感じ!」

「私達の勇姿も見て欲しかったな」

「そうだぞサキ君!かなり苦戦したが最後には倒したからな」

「ニァー!」


 エルフのコンビとミィも交え、朝まで語られ続けた。








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