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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第5話 ギルド

 


「見えてきました」

「やっと着いたぁ」


 林を抜けた先、魔物避けの壁が周りを取り囲んでいる街[ミルト]。


 入門所でギルドカードを提示してようやく街中に入る。


「そう言えば国境で戦争をしてると聞いたのでお二人とも気をつけて下さい。私が気をつけてなんて言うのも変ですが」

「そんなことないよ、ありがとー」

「此方こそ、本当に有難うございました。では旅のご無事を祈っています。」


 俺達は商人と別れギルドを目指した。

 この街に来た理由は前の街のギルドからこの街のギルドへ行ってほしいとのことだった。


「この街ってほんと穏やかだよね」

「そうだな それ故に高ランクの冒険者がいないんだろ」

「でもドラゴン見たって言うならもっと慌ただしく…こう何て言うか」

「まぁ皆が見てる訳じゃないしギルド上層部しか話が回ってないのかもな」

「緊急って訳じゃじゃないもんね。っと着いたよ」


 ギルドの外観はこの穏やかな街に相応しい建物であまり大きくもない。中に入っても予想通りで平穏な空気が流れていた。



 ギルドカードを提示して。


  「ナラルディのギルドからここを訪ねてくれと言われたんですが」

「サキさんとアイさんですね、少々お待ちください」


「ねぇ、私オマケみたいな感じだったよね?」

「いやいや気のせいだろ。俺達パーティなんだから」

「でもランク違うよ」

「俺にはランクなんてどーでもいい。大切なのは自分の考え方のほうだ」

「でも私は気になる!」

「っても俺だって2年前にSに昇進したんだぞ?それを考えるとアイも後2年ってとこじゃん?」

「んー冒険歴は同じなのになぁ」

「15年近くだもんなー 歳取ったわけだよ」

 などと話していると。

「お待たせしました、ギルドマスターのマーノと言います」

「サキと言います。此方は相方のアイ」

「宜しくお願いします」

「宜しくお願いします。ではそちらの机にどうぞ」


 椅子に座り、本題の「竜の姿を目撃した」って話の内容を語り始めた。




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