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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第42話 蛇神竜対白竜・白虎

 


 黒竜にはアイ、雷竜にはハイレーン、雲竜にはヒールラント、白竜には白虎、銀竜には俺がサポートに回る。



 ジルコートのシャインフィールドで辺り一体を光りで包みこむ。これで被害は多少抑えられるし、何より明るい。

 白竜の防御魔法により俺達全員の身体に光りの壁が出来た。


 雲竜と雷竜は我先にと蛇神竜に向かって行き、それぞれ魔法を射ち放った。それに続くように、エルフ二人も魔法を射ち二体の蛇神竜を牽制している。


 白竜は白兵戦へと持ち込んでいる。尾で薙ぎ払い漆黒の鱗に牙を立て、0距離からブレスを浴びせている。それでも耐えられる耐久力を持っているようだ。

 お返しとばかり氷の矢が白竜を襲うが、光りの壁に阻まれ砕け散る。


 逆に白竜からの光魔法を受けた蛇神竜がついに落ちた。そこへ白虎が雷を纏った体当たりを繰り出し、遠吠えと共に雷をぶつけた。

「キィャーーーーーーーー」

 その叫びを間近で聴いてしまった白虎がその場に倒れこんだ。

 死衣の叫び…最後に道連れをしようとしたのだ。

 倒れた白虎の元へ白竜が舞い降りる。

 白虎が白い光りに包まれ、起き上がった。

 ディレンション、回復系の最上位魔法、人間には到底使うことが出来ない蘇生魔法だった。

 損傷が激しい、または身体を維持する血が足りない、死んでから時間が経っていると蘇生は出来ないが先のような状態なら何事もなかったかのように蘇生出来てしまう。


 白虎は自分の身に起こったことが理解出来ずに戸惑っているようだった。


 蛇神竜は叫び終ると赤い粒子となって消えて行った。


 早々に勝敗が決した二体はそれぞれ他の者へと可戦する。


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