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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第38話 本気

 


「エルフって肉大丈夫なんだ」

「え?普通に食べるよ」

「なんか意外ね」

「ミィも肉食だしね」

「それとこれは違くない?」


 エルフが肉を食べるのって意外だ。野菜オンリーのイメージがあったのだが、普通に肉も食べるらしい。


 さらに順調に草原を進んでいく。

 右正面にサイクロプスが歩いている。


「またサイクロプスがいる」

「アイツ等は放っておけばいいさ。此方から仕掛けなければ何もしてこない」

「でもハイレーン襲われてたよね」

「あの時はミィが魔物に怯えて逃げ出したのがサイクロプスのいる方向だったの」

「わざわざそっちに逃げなくても」

「無我夢中だったんだと思う」


 白虎のミィよ。いつか実力を見せてくれることを切実に願ってるぞ。


「サキ。あの時魔法使ってたよね?」

「転移魔法のこと?」

「それそれ」

「あーそうだ。ハイレーンさ、転移魔法覚えない?あの戦い方は転移魔法を駆使すれば更に高みを望めるぞ」

「私が?」

「エルフって魔力高いよな?俺だと短い距離を2回しか移動出来ないんだよ」

「んー確かに魔力は多いけど使ったことないよ」

「すぐ馴れるさ」


 俺は教わった転移魔法のコツをそっくりそのまま自分の言葉で教えた。


「あたかも自分が「なんだアイ?どうした?気のせいだ」

「まぁいいけど」

 アイが不満そうにしている。


 そしてすぐにハイレーンは転移魔法を獲得してしまった。


「才能だな」

「しかもスゴい連続で使用してる」


「やだこれ!スゴい楽しい!」

「はしゃいでるぞ」

「ねぇ楽しそう」

「アイは覚えないのか?」

「そのうちね。攻撃魔法で手一杯ってのもあるし」



 こうして転移魔法を獲得したハイレーンは魔力が空になるまで飛び回って、頭をふらつかせていた。


「おいおい。無理し過ぎだろ」

「ごめん、気持ち悪い」

「ほら吸収剤だ。エルフにも合うだろう」

「ありがとう」


 とミィがシャーシャーと唸り始めた。

 その向いてるほうに目をやるとバジリスクが走って此方に向かってきていた。

 逃げようとしていたミィにハイレーンがキレた。


「いい加減にしなさい!次逃げたら置いてくからね!!」

「ニャ…ニャゥ」

「行きなさい!強化魔法神速の後、0距離でライジングボルト!」

「ニャァー」


 ミィが強化魔法でその脚を速め、バジリスクに一直線に向かっていく。そして目の前で雷魔法が炸裂した。


「コォーー!!」


 まだ生きている。しかし吹っ切れたミィは強かった。仕留めきれてないと分かると今度は、全身に電気を纏い突進を咬ます。

 終わった。いや、


「ミィちゃん強いじゃん!」

「普段はあれが普通なんだけどね」

「おい、まだなんか来るぞ」


 仲間か?鳴き声を聞いたのか白と黒の何かが走ってくる。







[バジリスク]

 蛇の尻尾、羽から後ろと首回りは爬虫類の鱗で構成された鶏。メスしかいない。

 呪魔法を放つが魔力が低く、人間相手には効かない。クチバシと爪で攻め込まれた方が手強い。


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