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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第26話 小遣い稼ぎ

 


 ようやく街へ着いたので休みたいのだが先にギルドへと報告することにした。

 ガモフがうるさいから仕方なく。


「森の騒動は悪魔と竜、オルトロスだと判明。我々七人と途中で別れた二人により三体共討伐済みです。悪魔が森へ居たことに関しては心当たりは?」

「大変助かりました。これでまた森からの恵みを受けれます。悪魔の件に着きましても詳細情報は他と共有しておりますが有力な情報はなく何故荒野や森に居たのかは分かりかねます」

「そうでしたか、分かり次第情報を渡して下さい」

「承知しました」



 ガモフ達メンバーともギルドで別れ宿へ行き一晩ゆっくりすることにした。


「人目を避ける悪魔って弱いからってこと?」

「だとは思うんだけどな。自信のレベルが低いから寄ってきた者だけを狩るって感じじゃね?」

「でも引っ掛かるよね」

「まぁそうだが、俺達はアイツらを見つけ次第殺すのには変わりない」

「う~ん…」


 何やら悩んでいるようだが情報が足りなすぎる。岩山で対峙したのは偶然だし森の中の話もこの街へ来なければ聞けなかった。周到なのかこの辺の人間は興味薄なのか…



 翌朝、出発準備を整えこの街を出た。ここは情報が少なすぎて長居しても仕方がない。

 次に行くのはアーレンから1週間ほどかかる街、クインテットだ。その街は4つの街道が通っているため人も情報も集まりやすいところだ。ガモフ達はその街から下ってきた形になる。あの師弟の二人もクインテットに向かっているはず。


「向こうにつく前に寄り道するんでしょ?」

「この話を先に聞いていたら森へなんて行かなかったな」

「後で良かったねぇー」

「んーまぁ同じ方面だしな。寄り道させてもらうぞ」

「はいはい」


 昨日リーズが1万で良い話あるよとコッソリ持ちかけてきた。その話によると白竜の住処なる所がここから北にあると言うのだ。嘘かほんとかは行ってみなければ分からない。それなら行くしかないだろ。白竜なんて一生に一度でも見れれば良いほうだ。それを見れるかも知れないなんて…


「顔キモいよ」

「は?」

「にまにましてる」

 …




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