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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第20話 大蛇

 


 荒野を進むと意外な程に魔物が大人しいことに気付く。


「南側の荒野と大違いね」

「魔物の話か?」

「うん、もう半日は歩いてるのにアーマーリザードしかこっちに来なかったし」

「あの4体だけだな。魔獣は群れで見るが襲ってくることもないしな」


 ここ一帯は魔物より魔獣のほうが多い。しかも害のないワイルドホーンやローバイソン、時折ストーンダックを見る程度。


「こんだけ魔物も大人しければいいのにね」

「人間の味を覚えたり獲物としか思っていない魔物はお構いなしに来るけどな」

「こっちは魔物なんて食べないのにね」

「魔獣は食べるだろ」

「見た目が違いすぎる!」

「だが魔物の素材も人間にとっては武器にもなるし防具にもなって重宝してるぞ」

「そーだけど好き好んで狩ろうとしてる奴らなんて少ないじゃん」

「悪さしなければ討伐依頼も来ないしな。今日はあそこの岩影で休むか」


 街を出て八時間ほど、日が暮れて来たので野営を行うことにした。ギルドマスターの話なら明日中には森に着く。


 翌日も早朝から歩き始めた。

 昨日と同じで魔物の襲撃は少なく順調に進んで行き、遂に森の入り口へと辿り着く。

 今日は入り口で一晩明かし朝から探索してみる予定だ…ったのだが夜中、森の中から悲鳴と雄叫びが聞こえ飛び起きた。

 俺達はお互いに頷き森の中へと駆けていく。



 炎魔法だろう辺りが焼かれているため明るい場所がある。俺達はそこへ行き目にした。


「大蛇」

「気持ち悪い」


「助けてくれ!」

「寝込みを襲われたんだ!」


「アイ」

「いつでも」


 俺達は大蛇の気を引き冒険者から距離を置く。






[大蛇]

 フォレストガンド。

 全長4メーター程で夜行性であり隠密に長ける。

 追い込まれると溶解液を吐き出すが餌と見られている時は絞めつきと噛み付きがメイン。




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