表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
195/308

第189話 森のダンジョン

 


 2日後、森の中を歩いていた俺達はダンジョンと思しき洞穴を発見した。

 街道から見える位置に存在するので、知られているはずだが人気は無いようだ。


「これダンジョンよね?」

「間違いないな。こんな所にあるのに地図に記載されてないのはなんでだ?」

「さぁ?」

「どうするの?私は入りたいわね 」

「だな。どんな時でもダンジョンは入りたいもんだ」


 俺達は森のダンジョンへと足を踏み入れると、中から一人の男が現れた。


「お、ここを見付けられるなんて運がいいな」

「どういうこと?」

「そこの入り口、普段は閉まってるんだよ。出る時は足許にある転移魔法陣で出れるんだけどな」

「へぇ、じゃあ俺達は運が良かったんだな」

「貴方は一人なの?」

「申し遅れた。俺はこの森の管理をしているナイルだ。冒険者じゃないからダンジョンに興味はないが、散歩がてらたまに様子を見に来てるんだ」

「そうだったのね。それで、私達は入っていいのかしら?」

「もちろん、好きにしてくれ。無事を祈ってるよ」

「「「ありがとう」」」


 普段は入り口がない為、知られていなかったらしい。

 運が良かったから見付けられたが、ここで運を使い果たしてもそれはちょっと困る。


 なにはともあれ、階段を下って1階層目に来た。外と同じように中も木々に囲まれて、鬱蒼とした森になっていた。

  この階層に居たのは、ゼリータイプのグリーンゼリー とゲルと呼ばれるゼリータイプの上位種の2種。


 グリーンゼリーは魔法で簡単に狩れるが、ゲルは魔法も物理も効きにくい。そこでアーシェはフェアリータイプのカリストを召喚し、ゲルに弱体魔法を掛けてアイの魔法で弾け飛ばしていく。


「流石ねアイさん」

「アーシェとカリストのお陰で楽出来たよ」

「あれ?サキさんは?」

「あそこでドロップ品拾ってるよ」


 今回俺はドロップ品回収に専念していた。

 因みにグリーンゼリーのドロップ品は魔石、ゲルはブヨブヨした固形の何かだった。


「流石ねサキさん!」

「何がだ!?」


 この階の魔物の排除を確認して次へと進んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ