表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
19/308

第19話 アーレンギルド

 


 目を覚まし、朝食を済ました後俺達はギルドへ向かう。


 扉や窓は木製だが壁は石のブロック、家そのものが四角い。この地方は元々雨が少なく木々が殆ど生えていない。

 街全体が灰色と言ったところだ。


 そんなことを考えているとギルドに着いた。


「どぉ?なんかある?」


 依頼の掲示板を見ながらアイが呟く。


「討伐依頼が少ないな。それにどれもその辺にいる魔物だ」


 どうやらこの地域はあまり魔物に苦しめられていないように見える。


「じゃあこのギガロックドラゴンだけ?」

「そうだな、依頼書とこの欠片(巨岩竜の鱗)を持ってって受付しといてくれ」

「りょーかい。サキは?」

「あっちで周辺情報を得てくる」


 他の冒険者から話を聞き周辺の情報を集めることにした。

 話込んでる間に受付を済ませ、銭の入った小袋を持ってアイが帰ってきた。


「ねぇ、ギルマスが話したいんだって」

「いいよ面倒くさい」

「もうあそこにいるよ」

 …

「お呼びでしょうか?」

「貴方がサキさんですね!はじめまして、ギルドマスターのヨハンと申します。早速ですが討伐したのは巨岩竜と聞いております。詳しい話をお聞きしたいのですが」

「はい、確かに巨岩竜でした。あれは上級悪魔と契約していた召喚獣ですね」

「なんと!!?話には聞いていましたがこの地域でもそのようなことが起きていたなんて…」

「巨岩竜を倒すのにいっぱいいっぱいで悪魔には逃げられてしまいまして」

「いえいえ、十分ですよ!」

「そー言って頂けると嬉しいのですね、この辺の情報を聞きたいのですが魔物や竜に関することなら何でも構いません」

「ここより西に行くと荒野の先に森が見えてきます。その森の中に光りが見えた、また巨大な魔物を見たなどその森の話はよく聞きますね。そこを調査して頂けると助かるのですが」

「その森はどのくらいかかります?」

「そうですね、1日半あれば着くかと」

「なら今からでも行ってみます。先ほどの冒険者達も森に行くと言っていましたし」

「ですが街道を反れるので道中危険ですよ」

「承知の上なので大丈夫です」

「そうですか、なら調査の方宜しくお願いします」



 俺達はギルドを後にし、必要な物を買い揃え森へと出発した。


 巨大な影に怪しい光り…怪しすぎる。どう考えても召喚魔法陣の光りだろう。


「気を引き閉めて行かないとな」

「いつもゆるゆるだもんね」

「…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ