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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第14話 黒竜

 


 身体が軽くなるのを感じた。それに伴い瞼の重さも無くなっていった。


 目を開けると全身が光っている。横にはアイが目を瞑り、俺に魔法を掛けている最中だと気が付いた。


「もう大丈夫だ」

「サキ!!心配したんだから!」

「すまんね、俺も死んだと思ったよ」

「ほんとバカ!…でも良かった」

『目覚めたのね』


 !!急に頭に言葉が送られてきた。


『下よ』


 俺はその言葉で自分が何処に居るのか気付く。


「ノワ、助けてくれたんだな」

『アナタに死なれたら銀が悲しむ』


 俺は今、アイが召喚した黒竜 ノワルヴァーデの背に乗っていた。


「それで、もう彼処から離れたのか?」

「この岩山に結界が発動したみたいで出ることが出来ないの」

『強引に出ることも出来る。でもアナタ達は抜けられない』


 岩山を取り囲んだようにうっすらと光っている透明な壁が直下たっていた。


「そうか、それなら好都合だ」

「まさか!?また戦う気?死にかけたのよ!?それにこの結界も魔方陣も可笑しいことだらけじゃないココ!」

「だからこそだ。あの竜は喚び 出されこの結界も喚び出したヤツが貼ったもんだろう。どちらにしても出れないのならソイツを殺るしかない」

「でも」

「師匠の夢を見たんだ。こんなところで諦めては師匠に笑われる」

「…そうね。やりましょ!」

『私はいつでも』

「思い知らせてやる。二度はない!」


 俺は銀竜を召喚しそちらに飛び乗った。


『黒』

『なに?銀』

『ありがとね』

『むず痒い』

『フフ』


 二体と二人で再び巨岩竜に挑む。





[黒竜]

 ブラックドラゴン。

 死を振り撒くとされる翼を有する。しかし事実は異なる。

 魔法、打撃と双方バランスが良く近距離遠距離とオールラウンダータイプ。


 アイと契約している個体ノワルヴァーデは以前、死にかけたていた銀竜の話を何処からか聞き心配に想い俺達の前に現れた優しい竜。銀竜が召喚獣になっていた為その監視だと言いアイと契約する。

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