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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第134話 対スカルコレクター

感想を頂き、改行の仕方を変えてみました。

前の投稿分も改編して行きたいと思っております。

引続き、宜しくお願い致します。

 


 スカルコレクターとノーライフキングと呼ばれる魔物は真っ黒のローブに身をくるんでいる。恐らくリッチタイプだろう。


「ジャンヌ、どちらが強敵だ?」

「似たようなものですね。強いて言えばノーライフキングの方が苦手ですけど」

「ならノーライフとやらは俺とアイでやる。ジャンヌとデポルラポルはスカルを」

「御意!」『ハッ!』

「アイ、援護を」

「りょーかい!」



  ジャンヌとデポルラポルはスカルコレクターへと向かっていく。

  スカルコレクターは手を前に出すと、五体のスパルトイを喚び出して応戦されるもジャンヌに三体、デポルラポルそれぞれ一体を瞬時に無力化され、再び喚ぼうと腕を前に出した時、ジャンヌによってその腕を切り落とされた。


  慌てて切られた腕を引っ込め、もう片方の手で闇魔法を放った。

  剣を交差してそれを防ぐ。その魔法が放たれた瞬間にデポルラポルは飛び、剣を胴体へ突き立てた。

 だが、いつの間にか再生した両腕で魔法を放ち二体を退かすと、ジャンヌにも放とうとしたがそこには既にその姿はなかった。


  両腕を突きだした状態のスカルコレクターはハッと見上げた。気付いた時には両肩から腕は切り離されていた。


  追い詰められたソイツの下に転移魔法陣が浮かび上がり、逃げようとしたのだがデポルラポルの二体に左右から走り際に斬られて転移は失敗した。

  再び腕を生やそうとしたのだが。


「そんな時間を与えられると思うな」


  と台詞と同時に降り下ろされた剣によって斬り裂かれたが、まだ倒れない。

  最後の抵抗と言わんばかりに叫びをあげてスパルロードを喚び出したが、デポルラポルによって頭を左右から貫かれ、絶命した。


  残されたスパルロードも魔法を撃つことなく斬り刻まれて細かな骨へと変えられた。




  俺はノーライフキングにシュヴェーラを全て放ち、アイは炎魔法を撃って対峙していたが、両方とも効きがイマイチのようだ。剣は刺さり、炎で焼かれているが平然としている。

  そしてヤツは無数のリビングデッドを喚び出したが、対処方は解っている。

  現れたゾンビの首を舞わしているシュヴェーラで斬り落としていく 。

  アイも近付いてきた奴等の首を落としていた。

 数が減ってくると、地面に転がっているゾンビの残骸を呼び寄せてフレッシュゴーレムを作り出した。


「チッ!キリがねぇな」

「私が惹き付けるから行って!」

「分かった!任せたぞ」


  俺は目前のゾンビを蹴散らし、ノーライフキングへ駆け寄った。

  ソイツは闇魔法を放ち俺は盾で防いだが、連続で放たれ盾に亀裂が入った。


「まだ万全じゃなかったか」


  この前の戦闘で盾を破損し、召喚時にも使わないようにしていたが、完全修復には時間が掛かるようだ。


  俺は盾で防ぐのをやめ、片手剣2本を呼び戻し弾くことにした。

  確実に狙えるように距離を詰め、その首を舞わした剣で跳ねたのだが、上に飛んだ頭と首の切り口から触手のようなものが出てきて瞬時に元へ戻ってしまった。


「流石、ノーライフと名を冠するだけはあるな」


  今度は俺自信で首を跳ね、くっつこうとしている所を更に斬るがそれでも元に戻ろうとしているので、胴体を蹴り飛ばした。

  頭は床に落ちてそれを突き刺して放り投げて交差した剣で4等分に斬り裂いた。


「これで終わっただろ」


  しかし、蹴った胴体が起き上がり頭が生えてきた。


「ジャンヌが面倒と言う訳か」



  アイはゾンビを散らして、フレッシュゴーレムを相手どっていた。


「ほんとコイツ嫌っ!」


  斬っても斬っても再生し、燃やしても雷に撃たれてもびくともしないフレッシュゴーレムに嫌気が差していた。




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