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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第111話 蜥蜴人間

 


 翌朝、俺とアイは王都東区のギルドへと足を運んだ。

 悪魔退治の報酬がてらそこでチェドックを借りる予定だったのだが。


「残ってないんですか?」

「申し訳ありません。先程の人が最後でした」

「そうでしたか」

「どうするの?」

「仕方ない無しで行くか。ではどうも。」

「きっとなんとかなるよ」

「いつもそうだもんな」

 

 報酬は結構な額を貰えた。Sランクの特徴の一つで討伐の確認さえ取れていれば口頭で問題がないと言うことだ。

 だが、チェドックが借りられず仕方なしに買い物を済ませて、王都を出た。


 目指すのは北だが東門から出たからかなり歩くことになった。

 壁沿いを進んで行くと北の街道に出た。

 しかし、北という情報だけなので此処からは勘で探すしかない。



「それらしいとこはないね」

「だよな。この辺にはいなんだろうな」


 街道をずれて歩いていても何ら発見出来ずにいた。

 その日の探索を終了させ、野営することにした。王都の近くだけあって魔物も少ないこの辺りは危険も少ない。


 夜も明けたので更に進んで見ることにした。それでも見つけることが出来なかったので別の方角へと進むと、魔物の群れに出会す事となってしまう。


「ギャーッ!」「「ギャッ!」」「ギョ!」「「ギー」」

「うわっ!見つかった」

「チッ!やるか」

「噛まれないでね」

「その前に斬られるなよ」


 6体のナイトリザードと呼ばれる2足歩行のリザードタイプと対峙する。

 冒険者などから奪った剣や盾、挙げ句には鎧まで装備している者もいる、器用な手先に子供並の知能を持つ。

 更に奥にもう一体、一回り程大きいリザードタイプもいる。人語を理解し、個体によっては念話も可能というリザードの中で一番知性が高いレクスリザードだ。


「アイ、後ろの気付いてるか?」

「レクスリザードでしょ?あんなのがこの辺にうろついてて良いわけ?」

「よかないだろ。雑魚を払ったら二人で畳み掛けるぞ」

「りょーかい]


 しかしレクスリザードはナイトリザードを押し退け、前へ出てきた。

 巨大な戦斧が俺へと降り下ろされた。

 後ろに飛んだ為、回避出来たがあんなの食らったら真っ二つだ。


 アイには6体が襲いかかろうとしている。


 急いでコイツを倒さなければ、6体を相手では荷が重い。













[レクスリザード]

 リザードタイプの王。2足歩行で3メーターを超える巨大の持ち主。

 鎧と戦斧、魔法までも使える。

 人語を理解出来る知能に念話で話すことも可能。

 

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