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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
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第10話 荒野

 


 ミルトの街を後にして、次に向かったのはアーレンと言う荒野に囲まれた街だった。戦火の中にあるドルンには行く気になれず、山の反対に位置する方角をただひたすら歩いていた。


「この荒野って魔物が多いな」

「ほんと!街道歩いてるだけなのになんでこんなに!っいるのよ」


 ゼリータイプの魔物と戦いながら愚痴を洩らす。


「しかも剣が効きづらいのばかり」

「このゼリーよりさっきのアーマーザウルスのほうがまだマシ!」


 街を出て二日、これで6回目となる魔物の襲撃。

 リザードタイプのアーマーザウルス、ロックハザードと呼ばれるのゴーレムタイプ、雷属性を纏ったゼリータイプのエレクゼリーと斬撃が通し難い連中ばかりだ。


「この辺は冒険者も嫌うと聞いた。魔物が多いのは狩られていないと言うことだろうが」

「こんな所に街造るなんて」

「昔はこんなんじゃなかったんだろ」

「そぉだろうけどさぁ、獣タイプ見ないじゃん。何食べてんのって感じ」

「もしかしたらこのゼリーかもよ」

「私は食べないからね!」


 っとようやく片付いた。アイは比較的魔法を使える。このようなメンバーがいないと辛い。


 街道を進んで行くと一つの看板が目に入り、確認すると岩竜討伐願いとのことだった。

 東に位置する岩山に棲み着いてるが為、そこに居た魔物達が住処を奪われて下りてきたことにより被害が増えているとのことだった。


「岩竜かー行ってみるか?」

「聞かなくても決まってるでしょ」

「しかし岩竜と言えども他の魔物と共存できるだろうに」

「そーなの?」

「え?」

「へ?」

「…竜とて自然の一つだ。暴れたとしても他を追いやるようなことはしないだろう。余程の大食らいか岩山が小さいかだな」

「でも岩山ってあれでしょ?結構デカそうだけど」

「だよなぁ、取り合えず行ってみるか」


 俺達は岩山を目指すことにした。


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