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召喚師と竜の誉れ  作者: 柴光
1/308

第1話 12年前



毎回短めに、出来るだけ読みやすいように書いていきます。

漫画感覚で読んで頂けたらと思っております。

こうした方が良いなど修正点が御座いましたらご指摘お願い致します。

 


「ドラゴン…」


 地面に横たわっていたその竜は此方に眼を向け頚を持ち上げた。


「グォォウ」

「討たれたのか その身体ではそう長くは持たんぞ」


 朽ちた都と呼ばれる今や城も街も荒れ果てた元王都レヴェリアに討伐依頼が懸けられていた青竜が根城にしているとギルドからお呼びがあったので来ていた。

 相方がいるが、俺とは離れた場所を調査している為単独行動である。


 そこで見つけた。俺の目の前に居るのは光々しい鱗を持った銀竜だ…


「なぜここにいる?青竜はどうした?」


 と言う問いに銀竜は口を開いた。


「渡り鳥から青竜の話を聞いた…悔しいけど、青のほうが強かった」

「そうか…それは誰の為なんだ?」

「青は破壊衝動を抑えようともせず只々破壊を繰り返すだけの存在、それを野放しにしてて良いわけがない」

「感謝する」


 礼を言うと銀竜は頭を地面に着けた。


「治療がしたい、この巨体では魔法が行き届かない…悪いが人型になってくれんか?」

「…」

「信用出来ぬならこの剣を渡す。変な素振りをしたらそれで俺を斬ってくれ」

「変わった人ね」

 銀竜がそう言うと光を纏い小さくなっていく。

「女だったのか」


 そこには傷だらけの20代と思われる美人が座り込んでいた。


「どちらかと言うと女になるかしら」

「ハハッ 俺は白魔法ってヤツァ得意じゃないんでな 時間かかるけど横になって大人しくしててくれ」

「ありがとう」


 俺は少ないMPを空になったので魔力吸収剤を飲んでまた回復魔法を懸ける。


「もう大丈夫」

「10回くらいで人型の銀竜のHPは半分くらいは回復した と言いたいがどーだろ?」

「半分は回復したか?」

「3分の1くらい」

「…まぁ瀕死よりはマシだよな」

「うん 助かったよ」


 少し間を置いて。


「もし良ければ俺と召喚契約を行ってほしい!」


 銀竜は驚いた表情で此方を見つめている。


「自己紹介がまだだったな…俺はサキ・ゼロニス 見ての通り人間だ。武器型と召喚契約をしている」

「…ジルコート」

「それが君の名か」


 コクりと頷く。


「契約してもらえないだろうか? 俺一人で竜や悪魔に傷すら付けられないだろう、此処に来た理由も偵察だ」

「…」

「非力な俺に力を貸してくれ!!」

「いいわ」

「ありがとう!」


 微笑む顔を俺に向けてくれ、理由も聞かずにただ契約の義を行ってくれた。

 俺とジルコートに紋章が刻まれ、契約が完了する。


 竜の姿に戻った銀竜は魔法陣の中に光と共に吸い込まれて行った。



「何してての?」

「ん?竜と契約してたんだが」

「え?ドラゴン?嘘っ!?」

「ほんと。ほら、行くぞ」


読むことしかしなかった素人ですが読んで頂ければ幸いです。


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