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詩集

巡る四季 

作者: 杠 夜朱

桜色に染まりし暖かな道を

七色に輝く虹を見上げて歩き続ける


真夏の太陽のように私を照らす

希望の光と夢の煌めき


春が過ぎ夏が来ました

もう私を暖かく包んで守ってくれる人はいません

自分の足で大地に立って一歩一歩進みます


 

熱く照らされた白い砂浜を踏み行き

眩しく光り輝く蒼い海を目指す


行く道を埋め尽くす秋の紅葉のように

鮮やかに満ちる願いがある


夏が過ぎ秋が来ました

もう私を熱く見守ってくれる人はいません

自分の意志で進んでいきます



つるべ落としの日に照らされて

紅く朱い木葉の上を彷徨い続ける


冬の日に突如現れた白銀世界のように

私の祈りは冷たく輝く


秋が過ぎ冬が来ました

もう私を冷静に諌めてくれる人はいません

自分一人で道をたがえず進みゆきます



足取り重く鈍色の空を眺めて

灰白色に埋もれた地面を踏みしめる


春の訪れを告げる鶯のように

思いは小さな小さな暖かさを内に秘め


冬が過ぎまた春が来ました

もう私は一人ではありません

自分を支えてくれた人たちと、これからも共に進むのです



一年ひととせ巡って見つけたことは

前へと歩み続けることの苦しさ


四季ひととせ巡って見つけたものは

それでも私の隣にいてくれる人の、優しく暖かな愛

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