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いろはにほへと  作者: 月山 未来
立冬―冬至の章
22/30

春の正体

「何それ初めて聞いたぁ――――――――!?」

「当たり前だろ、今初めて言ったんだから。……あと、うるさい」

 領主様に注意されて私はしぶしぶ口を閉じた。

 ――そもそもこんなことになったのはほんの少し前。


『鈴、風花から聞いたんだが……黄氏の奴に会ったって本当か?』

 訓練中、領主様に声をかけられて振り返った。

『……だから、その“おうのし”っていうのがよく分かんないんですけど』

 と少しいじけて答えた。私は昨日な、風花にポイ捨てされたんだぞコノ野郎。

『まぁ今は説明してる時間ないから。で、金髪だったんだろ?』

 二人してひどいよ! 私を見くびってるだろ!

『……そうです、金髪でした』

『春って単語をやたら使ってなかったか?』

『あ、はい。使ってました』

『間違いないな。分かった、ありがとう』

 何よ、領主様まで教えてくれないの!? 私、関係者なんだから教えてくれたっていいじゃないのよ!

 ……で、その後に会議が開かれた。

『みんなに話しておくべきことがある』

 領主様はそう前置きして話し始めた。

『実は、最近できた組織に“黄氏”というものがある』

 出た! おうのし! やっと話してくれるのか。

『その組織は紅氏を狙ってる』

 え? 何それどういう……

『桜様を狙ってる』

 ――な、

『何それ初めて聞いたぁ――――――――!?』


「お前はもう少し静かになれば誰にでも好印象だぞ」

 うっさいわ。つか今それどころじゃなかったのよ。心の中で秀広さんに反抗しながら領主様に質問する。

「あの、どうして桜様が狙われてるんですか?」

「それは分からん。しかし桜様は多分……いや、確実に狙われてる」

「なんでそれが分かったんですか?」

 あーダメだ。質問しか出てこない。

「黄氏の奴は『春』という単語をやたら使っていたそうだ。……そうだな?」

 自分に問いかけられていると気付き、大げさに頷く。

「春を奪いに行く、とも言っていたそうだ。春が奪われるんだぞ」

 と全体に聞こえるように繰り返す。

「都を治めている女性をなんと言う?」

 は? え、うーんと……

「あ、春風!」

 そう答えたのは隣にいた先輩だ。

「そうだ。もう分かったな? そういうことだ」

 いや、ちょっと待って。ついていけてないの私だけ!?


「領主様! さっきの全っ然分かんないんですけど!」

 もちろん会議が終わった後、私は領主様のところへダーッシュ。

「そう来ると思ってた。まぁ特別授業でも開いてやるから来い」

 という訳で特別授業の始まり始まり~!

「で、聞きたいこと山ほどあるんですが」

「待て待て。お前の聞きたいことくらいは分かる。そう焦るな」

 いや焦るから! さっき置いてったの誰よ!

「最初、私もすぐには分からなかった。でも少し考えたんだ、『春』ってなんのことか」

「はぁ……」

「ここら辺に住んでいる奴らは、都を治めている女性のことを『春風』と言うんだ。いちいち、都を治めている女性って言うのは面倒だろ?」

 確かに。じゃあ未来で言う、業界用語……的な?

「あのー、なんで『春風』って言うんですか?」

「春風っていうのは元々、春に吹く風のことだ。春風って温かくて湿ってるだろ。それを母親のようだって言うようになった」

 温かくて湿っぽい。なるほど、言われてみればそうかも。

「女性が都を治めると温かい雰囲気になる。それが母親のようだって言われて、いつの間にか『春風』と呼ばれるようになった」

 へぇ、そんな深い理由だったんだね。全然知らなかった。

「ちなみに、それが男の場合は『秋風』って言うんだけどな」

「秋風?」

「冷たいっていうか……厳しいところが父親みたいだからな」

 春風の逆ってことか。要するに、うちの都は春風!

「じゃあ、春を奪うってことはつまり……春風を奪うってこと……?」

「その通り」

 そんな! 桜様が危ないじゃない!

「てな訳で鈴、桜様の警護頼んだ」

「えっ!? いやいやいや、ちょっとそれはなくないですか!?」

 いきなり言われたって困る! 物凄く困るよ、うん!

「桜様が狙われてるの分かってるんだったらみんなで守ればいいじゃないですか」

「そんなことしたら賭けに等しいだろ。それに大人数で守ったら要領悪い上にすぐばれる」

「でも私一人じゃちょっと……」

「誰が一人って言った。秀広もいるから心配するな」

 ……まじか。


「鈴……紅 鈴が?」

 大介は思わず聞き返した。

「信じられない? すぐに分かると思うんだけど」

 ひかるが当然のように言う。

「あ、あれが女とは考えられません」

「顔立ちが女のコなんだよね」

「しかし婚約者というのは……」

 とそこまで言って大介は口を閉じた。

「――僕に逆らったら、……分かってるよね?」

 冷たい笑顔に低い声。どうやら本気だ。

「あのコ、何も気付いてないみたいだから。僕が分からせてあげるんだよ」

 大介は光から目も逸らせなかった。


                  *


「あぁ~っ、結局断れなかった!」

 今日はついに戦いの日。作戦を練りに練って今日を迎えた。朝からご飯めっちゃ食べたよ……

「断りたかったのか」

「そういうことじゃないですけど」

 というのは桜様の警護のこと。いつどこで黄氏が襲ってくるか分からないし、襲ってくるとしたらこの戦いの最中の隙を狙ってくる可能性が高いんだって。まぁ武器とかあんまり使わなくて済む仕事だからいいんだけどさ。

「だって私なんかがこんな大事な役目……」

「大丈夫だ」

 ……え?

「今のお前ならやれる」

「え……」

 いつもは誉めないのに今日だけ!? それは心臓に悪い!

「……頑張ります。黄氏に桜様取られたら冗談抜きでマズいから」

 自分なりに言葉を選びつつ答える。

「私もお前の補佐はしっかりする」

「……ちょっと待ってください。その言い方だと私が中心みたいな」

「違うのか? 領主様は鈴中心でやれと」

 ――領主様ぁ!


「……ここか」

 指定された場所に着くと既に紺氏は来ていた。

「遅かったじゃないですか」

 挑発しにきたのか、見たことのない男がそう言ってくる。

「それはすまないな」

 こういうのは相手にしたら余計にうるさい。と、

「あ―――――――!? こ、この人……!」

 鈴が男に向かって叫んだ。全くお前はこんな状況でも、

「えっ、嘘!」

 風花まで声を上げた。なんだ? この男がなんだって言うんだ?

「こんにちは! えぇっ、紺氏だったんですか!? あの時全然気づかな……」

「馬鹿、黙れ!」

 声量で負けた鈴はしぶしぶ黙り込んだ。

「風花、こいつがなんだ?」

「え、前に話したじゃないですか! ほら金髪の人!」

「こいつが!?」

 さっきから髪の色が気になっていたが、あえてふれなかった。

「金髪なんだから見た瞬間分かると思ってたのに」

「いや、てっきり女かと」

「どう考えても男でしょう!?」

 そう、確かに風花の話を聞いている時は口調が男みたいだと思ったが。しかし治めている人といえば桜様が頭に浮かんできて、勝手にその金髪の奴は女かと思い込んでいた。

「……お前が黄氏か」

「えっ、黄氏!? 紺氏じゃないんですか!?」

 鈴が思わずかどうかは知らないが驚いている。

「なんでここに黄氏が……私達は紺氏と戦いに来たのに!」

「……だから、そういう可能性も考えてお前に桜様の警護を任せたんだろうが」

「そ、そうでした……」


 紺氏と黄氏を前にして、私は少し怯んだ。だって、黄氏もいると思ってなかったんだもん!

「領主様……もしかして、紺氏と黄氏って手を組んでるなんてことは」

「うん、そうみたいだな」

 うっそーん。これは完璧に不利ですよね? ……ですよね。

「まんまと引っかかってくれて助かったよ。罠だと知らずに」

 とこれは金髪さん。まんまとって……罠だったんかい!

「罠だと……?」

 領主様がキレ気味に言う。あ、ヤバいこれ。そうとうイラついてる。

「紺氏から正当な申し込みがあったとでも思ったのかな?」

 いや思うでしょ普通! 心の中で激しく反対。

「でも残念ながらすべて僕の計算だよ。騙された君達は、負・け・ぐ・み」

 ムカッ。お、お前……そんなとこから紺氏とグルだったのか! 許せん。これは絶対に許せん。

「あまりにも正当だから受け入れちゃった? そうだよねぇ、前に約束した内容ちゃんと守られてるもんね。この、お嬢さん・・・・と約束した内容が」

 その瞬間、空気がピンと張りつめたような気がした。でも私はそんなみんなとは逆に……何かが切れました。

「……あんたねぇ、いい加減にしなさいよ! 桜様が目的だったら最初からそう言えばいいじゃない! くどくどいらないことばっかり、神経逆撫でしてんじゃないわよ馬鹿!」

 言っちゃった。――ヤベェ、言っちゃった!

 金髪さんは驚いたように私を見ると、

「……ぷっ、あはははは! マジ!? お前バカすぎだろ!」

 笑いやがった! こいつ笑いやがった!

 でもそれは金髪さんだけで、周りの空気は重く張りつめていた。

「なんでみんな黙って……」

「馬鹿かお前っ!」

 その瞬間、頭に激痛が走った。

「いったぁ!」

 領主様にゲンコツで殴られたの初めてだ……ちょっとショック。

「お前は黙ってろ! 話が進まん!」

「すみません……」

 そして領主様は再び金髪さんに向き直った。

「……なぜ鈴が女だと知っている?」

 あ、そうだよね。なんで私のこと“お嬢さん”って……

「別にそれはあなたに教える必要ありませんよね」

 金髪さんが真顔になる。なんだこのギャップ。

「それはそうと、早く決着をつけましょう。僕達はそのために集まったのだから」

「一つだけ答えろ。大切なものはなんだ? 桜様が目的なのか?」

 領主様、それ地味に質問二つになってます。一つに絞り切れてません。

「桜? そんなもの、僕は興味がないね」

 そう言って笑った金髪さんは私を指さして言った。

「紅 鈴。君には僕の婚約者になってもらう」


                  *


 ――中学に入って初めての夏休み。私はクラスメートの男女数人と夏祭りに来ていた。

「ねぇねぇ鈴! 金魚すくいあるよっ」

「あ、いいねー! やろやろ~」

 一年ぶりの浴衣。人だかり。でも隣にいるのは中学に入って初めてできた友達、優奈ゆうな

「おいお前ら、勝手に動くなよ。すぐはぐれちまうだろ」

 そう言ったのは優奈が片思い中の男の子、健斗けんと君だ。

「ホントだよ……俺らだって今日は仕方なく付き合ってやってんのに」

 同調したのは光である。

「何よ、アンタ夏休みは暇だっていつも騒いでるじゃない」

 私は光に言い返した。光は小学校から同じで、なんていうか……腐れ縁ってヤツ?

「で、最後に宿題と格闘?」

 優奈が付け足す。

「そうそう……ってちげぇよ!」

 と光がノリツッコミし、みんなで笑った。


「優奈ぁ……いつ言うの?」

 私は優奈にだけ聞こえるように言った。

「え、うーん……帰り道とか?」

 優奈は今日、健斗君に告白するそうだ。

「それだったらチャンス逃したら終わりだよ! ね、二人の時つくってあげるから告っちゃいな?」

「そんなのできるかな……」

「大丈夫だって! 私も協力するし!」

 とそんな感じで優奈を丸め込んだ。よーし、これは頑張んないとね!


「次どこ行く?」

「……あ、ねぇ! 神社にお参り行こうよ!」

 私はそう言った。この近くには神社がある。

「そうだね、行こうか」

 ふっふっふ。これで作戦成功! あとは二人がうまく……

「おい、鈴音。ちょっと来い」

「はっ!?」

 いきなり腕を掴まれ神社と逆方向に走る。慌てて振り返ると、

「光!? なんでっ……」

「黙っとけ」

 そのままずんずん二人から離れていく。私は曲がり角の直前で優奈に口パクで、

 “頑張れ”

 と伝えた。


「光! ちょっと、いい加減離しなさいよ!」

 そう叫ぶとようやく腕が解放された。

「もう……どうしたのいきなり」

 まぁ、優奈と健斗君が二人になれたから結果オーライだけど。

「光?」

 ずっと黙ったまま何も言わない。

「どうかした? ねぇ、もしかして怒ってるの?」

「……違う」

「じゃあ何?」

「あいつら……健斗と優奈。うまくいかせたいんだろ?」

「えっ……」

 もしかして気付いてたの?

「じゃあ、健斗君と優奈を二人きりにさせるために……?」

「それ以外に何あるんだよ」

 当たり前だ、とでも言うように光はため息をついた。

「それなら私だって考えてたんだよ! だから神社行こうって」

 せっかく私が考えてたのに~。光の奴め。

「あ、二人の様子ちょっとだけ覗いてみない?」

「俺はそんな趣味の悪いことお断りだな」

「ひど……」

 何よ、ちょっと見るだけじゃない。善人ぶってるなコイツ。

「じゃあいいよ。私行ってこよーっと」

 そう言って歩き出そうとしたら、

「おい待て」

「何?」

 私は優奈が心配なんですけど。早く行かせろ偽善者よ。

「もう、今度は何? 早くしてくれない?」

「好きだ」

「そうじゃなくて早くし……って、えぇ!?」

 あまりにも突然だから理解が遅れたじゃないか。どうしてくれるんだ! ……っていやいやそれどころじゃないわ。

「えーっと、ちょっと待って。それってどういう、」

「鈴音!」

 私の声は飛んできた自分の名前によってかき消された。

「……え、健斗君?」

 目の前にいたのは紛れもなく健斗君だった。なんで健斗君がここに……

「ふざけんなよ光! お前まさか最初から仕組んでたのか!?」

「んな訳ねぇだろ! つか優奈のこと置いて来たのかよ!」

「話そらすんじゃねぇ! 何勝手に鈴音に告ってんだよ!」

「告って何が悪い!」

「俺だって鈴音に告ろうと思ってたんだよ!」

 ……ちょっと待ちなさい君達。私は状況理解できてないんだから勝手に話進めなーい!

「やっぱりそうだったんだ」

 急に聞こえた声に二人は動きを止め、私は振り返った。

「優奈……」

「……ごめん、思わず健斗君のあと追いかけてきちゃったよ。急に走り出すから」

 その声は驚くほど冷静で、でもやっぱり泣きそうで。

「健斗君、鈴のこと好きなんでしょ? 分かってたよ。薄々気づいてた」

 私はただ優奈の顔を見つめた。いや、見つめるしかなかった。

「分かってたけど告らないまま終わらせたくなかったの。健斗君、いい返事いらないから言わせて」

 そして優奈は優しい笑顔で言った。

「好きだよ」

 私はどうしていいのか分からずにその言葉を黙って聞いていた。

「……優奈……ごめん、私」

「もういいの」

 やっとふり絞った声だったけど、優奈がそれを遮った。

「もういいよ。でもごめん、私……鈴とは元の関係みたいには戻れない……」

「優奈、違うの聞いて。こんなことにするつもりなかったの。本当にびっくりして」

「もういいって言ってるじゃない!」

 優奈が叫ぶ。きっと、きっとすごく怒ってるのに優奈はまた笑顔で、

「鈴、ばいばい」

「優奈! 待って!」

 追いかけようとした足は止まった。光に止められたからだ。

「離してよっ!」

 必死に振りほどこうとするけど光の力には敵わなかった。

「……今、追いかけても優奈は振り返ってくれない」

 “振り返ってくれない”

 その言葉がやけに大きく聞こえて、私の脳内を埋め尽くす。そして涙となって溢れ出た。――でも。

「離して」

「だから……」

「優奈のことには行かないから」

 そう言うと、少しためらいながらも離してくれた。

 泣かない。絶対、泣かない。今、一番泣きたいのは優奈だ。私に泣く権利なんてない。必死に涙をこらえた。

「……帰る」

「送ってくよ」

 光がそう言って勝手について来た。でも完全に無視。

「おい、歩くの速いわ」

「うっさい黙れ空気読めバカ!」

 暴言を吐いて私はさらに歩くスピードを上げた。


「おはよ」

 次の日、私は優奈に挨拶した。

「……おはよ」

 普通に返してくれたけど、――けど。

 もう前の優奈じゃない。もう前の私達じゃない……

「鈴音」

 光がそう言って手招きする。私はしぶしぶそっちへ向かった。

「……何」

「どうだった、優奈」

「あんたに関係ない」

「……怒ってんの?」

 怒ってんのって……当たり前でしょ。当たり前でしょ!

「誰のせいでこうなったと思ってんのよ! 光があの時あからさまに連れ出したりしなかったら健斗君だって追いかけてこなかったかもしれないのに!」

 あぁ、ヤバい。泣きそうだ。

「誰の……せいでっ」

 もう、なんでこうなるんだろ。私、何がしたいんだろ。

「もう私に関わんないで」

 睨みながら言うと、

「人のせいにして終わりか。お前はそんな奴じゃないと思ってた俺がバカだった」

 そう言って光は歩いていった。


 ――中学二年になって一週間。昼休みもあと十分を過ぎた。

「鈴~、今日さぁ遊ばない?」

「んーいいけど」

 私はクラスでキャラを作り、たった一週間で友達がたくさんできた。もちろん本当の友達なんていない。どれも上辺の関係ばかり。でも私はそれで満足していた。

「じゃあテキトーにメンバー集めとく」

「おっけー」

 こんな日々が続いていたのに、いきなり出てきたのは。

「鈴……ちゃんって言うの?」

「……え?」

 ――由美だった。

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